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糖質制限は危険とさんざん批判してた本人が、「糖質制限やってます」って、どの口が言うとんねん。

  • 糖質制限

昨日予告した

<日本糖尿病学会の呆れるくらいの変節っぷり>

の記事に行ってみましょうか。

まずこれ読んでみてください。

2016年07月01日の東洋経済オンライン記事
『「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか
根拠なき脅しに惑わされず正しい知識を持て


いまだ糖質制限への慎重な姿勢を崩していない日本糖尿病学会の中にも変化の動きが出てきた。6月中旬に糖尿病学会理事長で東大教授の門脇孝医師にインタビューしたところ、


「(糖尿病学会の理事長ではなく)一人の糖尿病研究者として、糖質量を総摂取カロリーの4割以下に抑える糖質制限は、大いに推奨される」


との見解が示されたのだ。


門脇医師が推奨するのは、平均的な体格の男性で1日の糖質量を150g以下(=白米茶碗2.7膳分)のゆるやかな糖質制限。実際、東大病院では 2015年4月から、糖尿病患者の食事として、従来の糖質が1日の総摂取カロリーの5割以上を占めるメニューに加えて、この4割の「低糖質」メニューも用 意しているという。


門脇医師は、実は自身も糖質制限の実践者。「安全性への検証が進めば、より自信をもっておすすめできるようになる」とも言及。かつては糖質制限を強固に反対していた学会内において、そのトップが糖質制限を容認したことは大きな意味を持つ。』

次にこちらを読んでください。

2012年7月27日08時49分 読売新聞(YOMIURI ONLINE) に出た記事です。

『極端な炭水化物制限「生命の危険も」…学会警鐘
主食を控える「糖質制限食(低炭水化物食)」について、日本糖尿病学会は26日、「極端な糖質制限は健康被害をもたらす危険がある」との見解を示した。


糖質制限食は、糖尿病の治療やダイエット目的で国内でも急速に広まっている。
同学会の門脇孝理事長(写真:東大病院長)は読売新聞の取材に対し、


「炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑える極端な糖質制限は、脂質やたんぱく質の過剰摂取につながることが多い。
短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがある」


と指摘。


「現在一部で広まっている糖質制限は、糖尿病や合併症の重症度によっては生命の危険さえあり、勧められない」


と注意した。』

某日本糖尿病学会の某門脇会長。

炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑えるのは、極端な糖質制限なんですよね。

糖質制限は、糖尿病や合併症の重症度によっては生命の危険があるんですよね。

短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがあるんですよね。

そやのに

「糖質量を総摂取カロリーの4割以下に抑える糖質制限は、大いに推奨される」

の?

4割の“割”は日本語で、40%の“%”は外国語ですが、私の知る限り「4割」と「40%」は、同じ数量のハズ。

40%はダメで4割は良いの?

全く理解できないのは、私の頭が悪いから?

「安全性への検証が進めば、より自信をもっておすすめできるようになる」

「より」

ゆうことは、今でもある一定安全やて認めてるんですよね?

短期的なケトン血症や脱水の危険は何処行ったの?

長期的な腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性は消えちゃったの?

ゆうてること無茶苦茶やん

しかも。

「第15回日本病態栄養学会年次学術集会」で開催された

「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」ディベートセッションの時に、この御方

「日本人は農耕民族なのでその特徴にあった治療が必要」

って仰ってました。

この5年6年で農耕民族から違う民族に進化したんですかね?

こんな科学とは程遠い主張を繰り返し、患者にはカロリー制限の糖尿病治療押し付けて来て、散々、「糖質制限は危険だ!」って言い続けて来た方が…

「実は自身も糖質制限の実践者」

え?

糖質制限やってたの?

あんなけ危険や言うといて?

短期的には、ケトン血症や脱水になるんでしょ?

長期的には、腎症、心筋梗塞や脳卒中、ガンになるんでしょ?

それってめっちゃアブナイんちゃうの?

私やったら、そんなんコワくてやりませんよ。

そやのに自分で糖質制限やってんの?

ケトン血症やら脱水起こさへんかったの?

某門脇先生、「ジョスリン糖尿病学」の翻訳者の一人ですよね?

この本に

「炭水化物 総カロリーの40%以下とし、野菜、果物、そのまま砕いた穀物のような低グリセミックインデックス食を主な摂取カロリーとするべきである。 」

って書いてますよね?

翻訳者の一人なんやし、もちろん読んでましたよね?

これって2007年の出版ですよね?

「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」のディベートセッションは、2012年ですよね?

5年以上も前に

「炭水化物 総カロリーの40%以下とし、野菜、果物、そのまま砕いた穀物のような低グリセミックインデックス食を主な摂取カロリーとするべきである。 」

が効果的なんを知ってたんですよね?

「炭水化物が総カロリーの40%以下」なのが、効果あるって分かってましたよね?

そやのに

「炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑える極端な糖質制限は、脂質やたんぱく質の過剰摂取につながることが多い。
短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがある」

ってなんで???

私がこの御仁について1番タチが悪いと思うのが、ここまで危険や危険や言うといて自分は糖質制限を実践。

それってどういうことなん?

患者はどうなってもええの?

合併症で目が見えなくなろうが、腎臓が駄目になろうが、足を切断しようがどうでもいいんや?

自分さえ健康になったらええねんな?

こんな人間

ゲスと言わずに何と言う

いや、もはやヒトでもないでしょう。

ここまで胸糞悪い人間、そうそう居ないですよ。

という訳で。

件の栄養士さんの仰る、

「極端な糖質制限での健康被害は、現場の事例はすでに多く、注意喚起が出ています。日本糖尿病学会や日本栄養士会も、極端な糖質制限は危険だという否定的な見解です。」

栄養士学会の主張がどうなんだか知りませんが、某日本糖尿病学会の主張は、4割はOKで40%はダメなんて無茶苦茶なリクツです。

それを知った上で言ってんならそれはそれでスゴイですが、知らずに言ってんならもうちょい勉強してくれと。

あと、ついでと言っちゃぁなんなんですが、

「極端な糖質制限での健康被害は、現場の事例はすでに多く、注意喚起が出ています。」

にも一言。

日本人は農耕民族で米を食べなきゃダメ」などといった、なんの科学的な根拠もエビデンスもない感情論で糖質制限を批判して来た結果が、

年間約16,000人の糖尿病性腎症による透析、
年間約3,000人の糖尿病網膜症による失明、
年間約10,000人の糖尿病による心筋梗塞や脳卒中での死亡

です。

この数字、

「極端な糖質制限での健康被害は、現場の事例はすでに多く」

どころの話やないでしょう。

栄養士学会にとったら、上記の29,000人は、健康被害のうちに入らないんですかね?

 

ここまで来ると「緩慢な殺人以外のなにものでもないと思うのですが。

 

<つづく>

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