具体的に食べていい糖質量と「ロカボ」では、血糖コントロールなんて出来ないってお話
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今日、いつもよりかなり遅く家を出ました。
いつもなら、通勤ラッシュ真っ只中の時間です。
流石に今日は混んでるやろなと覚悟していたのですが。
全然、全く、これっぽちも混んでませんでした。
学校と一緒に会社も夏休みなのか?
昨日の朝に引き続き、車が消えた理由を教えて欲しい、あらてつです。
ほんまに不思議…。
で。
前回の記事で、具体的な数値目標と、そこから逆算して1回の食事の糖質摂取量を決めてみてくださいね、なんて書いたら、読者の方からメールを頂きました。
「具体的に食べていい糖質量を教えて欲しいです」
うーん。
昨日の
1 空腹時血糖値110mg/dl未満、あるいは126mg/dl未満
2 食後2時間血糖値180mg/dl未満、理想的には140mg/dl未満
3 HbA1c6.5%未満、理想的には5.8%未満
から逆算してもらえれば出くる…(笑)
のですが、せっかくなので具体的に計算してみますね。
仮に。
2型糖尿病の方で、空腹時の血糖値が100mg/dlだとします。
食後2時間の血糖値を、目標値の140mg/dlに抑えるためには、
140-100=40
で、40mg/dlの上昇幅が許容範囲ですね。
すると、40mg÷3gで約13g
この13gが一回の食事における糖質の摂取許容量となります。
ですが、一回の食事の糖質を13g以下に抑えるのは、出来る方は出来ますが、出来ない方は全然出来ないので、もう少し緩めの20g以下くらいから始める方が、後々、続けやすいかと思います。
この数字を見て、素朴な疑問が湧きません?
最近流行りのロカボ。
「糖質50%オフ!!!!」で、「糖質制限!」なんて謳っている商品、最近山盛り出てますが、麺なんか見てると、30gくらい糖質入ってます。
これだと、単純計算しても
30g×3mg/dl=90mg/dl
で、空腹時が100mg/dlだとしたら、190mg/dlまで上昇。
血糖値が180mg/dl を超えると、即座に血管の内側が糖によってダメージを受けるので、190mgなんてお話にならない数値です。
なので、皆さん、「ロカボ」では、血糖コントロールなんて物理的且つ生理学的に出来ませんので、くれぐれもご注意くださいね。
<つづく>