糖尿病の場合、運動で血糖値は下がるのか?
- 糖尿病
今朝起こった大阪府北部を震源とする地震の被害が、段々、明らかになって来ました。
被害に遭われた皆様、謹んでお見舞い申し上げます。
「今後2~3日は規模の大きな地震が発生することが多くある」との気象庁発表です。
くれぐれもご注意くださいませ。
【地震による配送遅延のお知らせ】
本日、6月18日午前7時58分ごろ発生した、大阪府北部を震源とする地震の影響で、メーカーからのご注文商品の入荷や一部の地域・区間のお客様への配達に遅延の影響が出ております。
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血糖値とロカボの折り合いについてご質問頂いた、あざらしさんから、ご丁寧にお返事頂きました。
あざらしさん、こちらの方こそ、ご丁寧にお返事頂きまして恐縮です。
また前回、
「次は、もう少し早くお返事させて頂きますので…。」
などと書いておきながら、またもやお返事が遅くなって申し訳ございません。
早速お返事に行きます。
果物・ナッツ・チーズは、すでにお試しになられてるんですね。
と言いますか、過去記事で書かせて頂いた内容は、取り組まれておられるご様子。
あとは少しずつ食事量を増やして頂いて、体重の増加と血糖コントロールの折り合いを付けて行きましょう。
それとは別に、今回、運動のことを書いて頂きました。
よく糖尿病の予防と治療には、
「食後30分に30分の運動」
が効果的、などとお医者さん&栄養士さん&その他医療関係者がのたまいます。
あざらしさんの場合、普段から血糖コントロールを意識されてるので、食後30分に30分の運動は、食後血糖値を下げるのに効果ありかと思います。
だがしかし。
「運動が糖尿病の予防と治療に効果が有るのか?」と云えば、些か疑問です。
私個人では、
「運動って、巷で思われてるほど糖尿病の予防、ひいては治療効果がないんじゃないの」
って、思うワケです。
ただ、
“肥満症でBMIが25も30もあって、インスリン抵抗性があるような人が、運動で痩せてインスリン抵抗性が改善されて血糖値が下がった”
なんてのは別の話ですよ。
この場合、問題の論点も別ですけどね(笑)
それこそ10年近く前の話ですが。
2009年に東海大学の大櫛陽一先生が運動と血糖値について共同研究されまして、私、コーディネーターを務めさせて頂きました。
糖尿病の方で通常のカロリー制限食と糖質制限食、運動あり、なしで食後血糖値の変動を調べたのですが、ストレートに言うと、それまで思われていた程の効果が出なかったんですね。
普段からコントロールが良くて痩せてる方は、「食後30分に30分の運動」で血糖値が下がりましたが、コントロールが悪くて太ってる方の場合、ほぼ血糖値が下がりませんでした。
この時は、糖尿病を発症してしまった方のばかりでしたが、恐らく予防の段階でも当て嵌まるような気がします。
つまるところ、運動してても糖質を過剰に摂っていれば、糖尿病になる危険性が高くなると。
そもそも、日本人がくまなく白米を食べられるようになったのは、第二次世界大戦以後、高度経済成長期以降です。
しかも一気に吸収されて一気に血糖値を上げてしまう、パンやらお菓子やら清涼飲料水などの精製された糖質を毎日山盛り食べているのが、現代人の食生活なわけです。
私の父母の世代も、戦争終わってひもじい中育って、ようやく食卓が豊かになったのは、高度経済成長期以降だと言います。
縄文時代を例に出すまでもなく、つい最近まで白い米なんて庶民が腹いっぱい食べるなんてできなかったことを、豊かになりすぎて皆が忘れてるような気がします。
いくら運動してても、山盛り糖質を摂ってては効果があまりないどころか、全く予防につながらないこともあるってところですね。
スポーツ選手が糖尿病になるのが、良い証拠です。
やはり、
「過ぎたるは及ばざるが如し」
この言葉に尽きると思います、はい。
なんか、あざらしさんから頂いたコメントと、随分ずれてしまいましたね…。