じゃあ、糖質制限のメリットは?
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糖質制限の強い味方のバターにチーズ。
ヨーロッパやアメリカに行かれた方はご存知と思いますが、あちらはめっちゃ安いんですよ。
よくカットで売ってるチーズ1つの値段で、向こうなら1kg買えるくらいの勢いです。
もちろんバターも安いです。
安い上にいろんな種類があります。
日本みたいに無塩か有塩、あって発酵バターしかないなんてことありません。
そのバター、2008年からずっと不足状態が続き、エゲツない価格になってます。
日本のバターがアホほど高くて品薄なのは、言わずと知れた天下り組織、独立行政法人農畜産業振興機構の所為なんですが、それに対する反論記事を見つけました。
曰く、
「輸入を独占する独立行政法人農畜産業振興機構を解体すれば、この国で安定的に牛乳・乳製品が供給されてきた仕組み全体が破壊され、牛乳が市場から姿を消したり、国産のバターが生産されなくなったりするかもしれない」
いやいや。
10年もバター不足が続いてる時点で、安定供給されてきたとは言わんやろと思う、あらてつです。
アホほど高い乳製品を買わされてる消費者はそっちのけですね。
役人天国のお話はまた書くとして、本日の話題。
昨日の記事で、
「今まで通り食べたい、けど痩せたい」は都合良すぎます(笑)
努力を惜しんで望む結果は得られません。
と書いたんですが、こう書くと必ず
「食べる量を減らせば、糖質制限しなくても痩せますよね?」
なんて言われます。
その通りです(笑)
消費カロリーより摂取カロリーが少なければ痩せますので。
じゃあ、糖質制限をするメリットは?になるんですがその前に。
皆さん、糖質制限に対して、根本的な所から誤解されてます。
昨年くらいから“糖質制限”やら“糖質制限ダイエット”やらの言葉をあちこちで見るようになりましたが、そもそも糖質制限は糖尿病治療の為に始まったものであって、ダイエットは二次的な効果に過ぎません。
雑誌やらネットで胡散臭い“糖質制限ダイエット”の記事を読んだ方によくあるのですが、「糖質制限さえすればどんなに食べても痩せる!」とか、それこそ「カロリー無制限で食べ放題!」なんて、煽り文句をそのまま鵜呑みにされてます。
普通に考えたら、そんな訳あるはずがないです。
昨日書いたリンゴダイエットの話と同じです。
糖尿病の治療の為に糖質制限に取り組むなら、治療食と言った常識の範囲でカロリーは気にしなくてもいいです。
ですが、ダイエットが目的でしたら、摂取カロリーもちゃんと気にする必要があります。
因みに上記の“常識の範囲”ですが、カロリーは気にしなくてもいいですよと言ったら、それこそ一回で豚バラ肉500gとかミックスナッツ400g1缶全部とか食べちゃう方が多数おられます。
これは常識の範囲ではないと私は思います。
ここで冒頭に出て来た糖質制限のメリットなんですが、過去、糖質制限でダイエットされた読者の皆さんから
・カロリー制限してた頃よりも早く痩せる。
・短期間で痩せたのに肉割れしない
・皮膚が弛まない
・バストサイズが変わらない
・タンパク質・脂質がメインなので空腹感が少ない
・肌ツヤが良くなった
・髪の毛が太くなってコシがでてきた
などと言ったコメントを頂いてます。
あと、これは私の経験上なんですが、糖質制限食だと、2300kcalくらい食べてもだいたい1800kcalくらいの摂取エネルギー量になっている感覚があります。
それはナゼかと言いますと、タンパク質や脂質、特にタンパク質は摂取しても全てがエネルギーになるわけじゃないからなんですね。
簡単に説明すると、摂取したタンパク質は、身体を構成する細胞などの重要な栄養素として使われます。
なので、例えば500kcalのタンパク質を食べたところで500kcal全部エネルギーにはなりません。
しかも、タンパク質の消化吸収にその30%のエネルギーを使います。
分かりやすく云えば、100kcalのタンパク質だけを摂取した時は、その内30kcalが消化吸収の為に使われる訳です。
同一カロリーなら、糖質制限の方が痩せやすい理由はここにあります。
なので、糖質を我慢する方よりこれらのメリットの方が良い!と判断された方は、糖質制限を選べば良いと思うし、糖質が大好きで糖質制限なんてできない!と仰る方は、普通にカロリーを制限してダイエットされればいいと思います。
誰も糖質制限を強要しませんので(笑)
結局のところ、選ぶのはアナタです。
自分の頭で考えて、自分で選択しましょう。