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真面目に糖質制限を続けているけど全く減量しない体になりました

  • ダイエット

今日の話題の前に、恒例の店長ヤマモトからのお知らせ。
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店長山本


えりりんさんから、真面目に糖質制限を続けているけど全く減量しないとコメントを頂きました。
『相談したい事も山ほどありますが、 また痛みが落ち着いてから…
でも、一つだけ。
今までに糖質制限で減量しない人はいらっしゃいましたか?
20年前に糖質制限で減量した後、リバウンドし続け、再度真面目に糖質制限を45日続けてますが、全く減量しない体になりました(TT)?
もう後が無いのです。
幸い糖尿病にはなっていないです。』

『お尋ねしたいのは、
あらてつさんは、総ケトン体を計られた事はありますか?
私は真面目に糖質制限生活始めて2週間後の総ケトン体が735でした。
「減量するには足りない? 」が質問です。 』

えりりんさん、ご自身も右腕のリハビリに左肩のオペにギックリ腰と大変でいらっしゃるのに、励ましのコメント頂きまして、ありがとうございました。
日にち薬なのは分かってるのですが、流石に痛みが続くとイライラしてきます。
まあ、自分が好きなことして傷めて自分でオペするって決めたんで、文句言ってちゃダメなんですけどね〜。
明日からリハビリが始まりますので、泣き言を言わずに頑張りますね。
さて、早速ですが、ご質問頂いておりました件に行きましょう。
「糖質制限で減量しない人はいらっしゃいましたか? 」
けっこうおられます(笑)
過去にも沢山ご質問頂いてますよー、「糖質制限食に取り組んだけど全然痩せない!」って(笑)
そんな時に決まって書かせて頂くのが
1、糖質を摂ってないつもりが、実は摂っている。
2、食べてないつもりが、けっこうな量を食べている。
3、動いてるつもりが、実は運動量が少ない。
4、基礎代謝が低い。
5、倹約遺伝子の持ち主。
なのですが、最近これに「6、歳月の重み」を加えることにしました。
で、この6項目にえりりんさんを当てはめて行くわけですが、まず、糖質制限で「やせない!」と仰る女性の方で一番多いのが、1,2,3です。
ですが、えりりんさんの場合、ケトンが735となかなかの数値を叩き出しておられるので、1は全く当て嵌りませんね。
因みに、江部康二先生に拠りますと
『糖質を普通に摂取している人の血中ケトン体の基準値は、施設により差はありますが、「26~122μM/L 」くらいです。
絶食療法中やスーパー糖質制限食の初期には、血中ケトン体は、3000~4000μM/Lくらいで、基準値の30~40倍の高値になりますが、それ自体は、人体の各細胞において全く安全なものです。
例えば、2002年からスーパー糖質制限食実践中の江部康二の血中ケトン体は、「400~800~1200/μM/L」くらいです。』
なので、736と云う数値は、ちゃんと糖質制限できている証になります。
じゃあなんで全く減らないの?なんですが、まず2から考察すると、血中ケトン値が高いからと云って減量できるかというと、そうじゃありません。
脂質をエネルギーとして使った時に生成されるものであり、体脂肪が燃えてることを示すものではありません。
糖質を摂らない食事をしていれば脂質がエネルギーとして使われますから、血中ケトンも高い数値になります。
この辺りの理屈は、江部康二先生の血中ケトン体が、減量されているワケじゃないのに「400~800~1200/μM/L」あるのを見れば分かりますね。
なので、糖質は制限できていてるけれど、摂取カロリーが消費カロリーを上回っている可能性が大きい可能性があります。
次に3の「動いてるつもりが、実は運動量が少ない」と4の「基礎代謝が低い」
これは、「20年前減量出来た時は定期的に運動していましたし、今とは身体的条件も違うので、もっと運動量を増やそうと思っています。」とお書き頂いてるので、もう解決ですね。
基礎代謝に関しましては、特に女性の場合、男性より筋肉量が少なく基礎代謝が低いことが多いので、エネルギーの消費量も少なくて、太りやすい傾向があります。
そのただでさえ太りやすいところへもって、30代以降になると、筋肉量がどんどん減少してさらに基礎代謝が下がってしまいます。
なので、なるべく意識して運動量を増やしてみてください。
で、最後の「歳月の重み」
一番厄介かも(笑)
20年の時の流れは、あらゆるものを変えてしまいます。
同じものを同じように食べても同じように消費してくれません。
筋肉量も減ってますし基礎代謝も落ちています。
例え20年前と同じように糖質制限食に取り組んでも、摂取エネルギーを減らすか消費エネルギーを増やさない限り、体重は落ちてくれないと思います。
なので、糖質はちゃんと制限できておられるので、食事の量と運動量を見直されては如何でしょうか。
そうすれば、減りだすのではないかと思うのですが…。
ただ、リハビリ中&次のオペを控えてらっしゃるので、取り敢えずは減量よりもしっかり食べて回復力を付けられる方が良いかな〜と。
私も「死ぬまでピンピンしときたい」です。
お互いちゃんと食べてキッチリ治しましょうね!


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