待機児童の件も税関の仕事っぷりも糖尿病治療も、なんかオカシイと思うのは私だけ?
- おかしいと思うこと
- 糖質制限
少し前、「保育園落ちた日本死ね!!!」と、はてな匿名ダイアリーに投稿されて話題になりました。
私の知人も保育園に落ちて、仕事を辞めるかどうかの瀬戸際に立たされています。
で、この投稿の中の
「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?」
との一文に激しく同意しました。
私共、京都高雄倶楽部では、小規模ですが輸入事業を行っております。
で、これまでに何度か書きましたが、日本の税関。
まあ、これでもかこれでもかと仕事の邪魔をしてくれます。
「海外から商品を輸入して関税払って会社の売上伸ばして法人税納めてやるって言ってるのに日本の税関は何が不満なんだ?」
日本の最大の貿易障壁は税関のバカどもだと声を大にして言いたい、いや、言ってやる、あらてつです。
ホンマにエエ加減にして欲しいです。
朝っぱらからの怒りが収まりませんが、怒りついでにもう一つ。
先日、読者のまちこさんからコメント頂いて、お返事を書きました。
『週刊現代
江部先生がお気の毒でなりません!
あんな良い先生を誹謗中傷する人達って、人として如何なものかとおもいます。
自分達の言動のせいで、どれ程多くの人達を苦しめているのか自覚があるのでしょうか。
私、夫と初めて高雄病院に診察を受けに行った日の帰り、二人で「この病院はよくこれで経営が成り立っているね」と話し合いました。
多くの手術や、そこまで必要か?と思える点数の高い検査、お腹が一杯になりそうな量の薬、3分診療でろくに患者の話も聞かず、コスト削減で業者を泣かし、それが当たり前の様に横行するのが昨今の病院経営です。
それと全く逆行しているのが高雄病院です。
今時、30分も患者の話を聞いてくれる医師がいますか?
薬を沢山飲むと体に悪いからこれはもう止めようと言う医師がいますか?
寡聞にして私は知りません。
私は保険請求を2年程、医療法人の総務経理を20数年、夫は保険請求と仕入れと用度営繕を8年経験しています。今は、二人で会社経営を10数年しています。
病院経営の裏も表もイヤという程見てきました。事業経営の大変さも身に染みています。
それだけに、江部先生がどれだけ良心的で、人が良すぎるくらい立派な方か、身に染みてわかるつもりです。
自分が真っ当な人間だと思っているのなら、江部先生の仰る事に少しは耳を傾けて、医療とは何かと真摯に考えて欲しいものです。
ねえ、あらてつさん。
こんな立派な先生、ここまで良心的な医師を、他に知りません。
なのに、自分達のプライドと欲望を守る為に多くの人々を利用し、その苦しみを見て見ぬふりをし、今もって反省どころか相も変わらず糖質制限を攻撃するなんて』
「Re: まちこ さんへ
いつもコメントありがとうございます。
>自分達の言動のせいで、どれ程多くの人達を苦しめているのか自覚があるのでしょうか。
以前に、女子栄養大学で行われたディベートで、糖質制限反対派の連中が
「糖質制限食で改善した具体的な人数を出せ」
などと言ってました。
いやいや。
オマエらの治療法で改善した具体的な人数を教えろよとツッコミ入れそうになりました。
自分たちのことは棚に上げてるどころか、まともなつもりなのがオソロシイです。 何人の患者を死に追いやったかなんて、これっぽっちも考えたことがないんでしょう。」
このお返事を書いたあと、以前に書いた記事を思い出しました。
以下、再掲しますね。
世間様は、今日から仕事のところが多いみたいですね。
京都は、今日が五山の送り火です。
五山の火でご先祖様をあの世にお送りして、京都のお盆が終わります。
そんなお盆に、なんだかやるせない気持ちになるコメント頂きました。
『糖質制限で思うこと
はじめまして
糖質制限でダイエットを始めて一ヶ月の52歳女性です。
ダイエット効果もさることながら
思うのは56歳で亡くなった父のこと
父は30代で糖尿になり(遺伝?祖父もでした。)
細かったし最後は脳血栓になり一年の入院。
そのまま亡くなりました。
気がついた時にはいつも注射をする父の姿。
好きな洋食も満足に食べられない生活。
それでも50代で体はボロボロでした。
あの頃、糖質制限があったらと
好きなものを沢山食べられたのに、、、
お盆を迎えた夏。
そんなことを
母としみじみ話しました。
これからも
ご活躍を祈ってます。』
るなさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそ初めまして。
お父上のこと、本当に残念です。
スタッフの知人に、ご主人を糖尿病で亡くされた方がおられます。
その方、7年前に糖尿病とが発覚。
当時出たばかりの江部康二先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を主治医に見せて、この治療法をしたいと言ったら、罵倒されたそうです。
結果、カロリー制限食を強いられ、るなさんのお父上と同様、合併症で亡くなられました。
確かに、7年前に江部康二先生が「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を書かれた時は、
「糖質制限?なにそれ?」
が、世間の大方の意見だったので、このドクターのような反応も分からんでもないです。
ですが、これだけ糖質制限が広がり、医学誌にも掲載され、有効性が学会でも発表されるようになっているにも関わらず、未だに患者が糖質制限を希望すると、声を荒げて反対する医者がいるというのは、如何なものか。
彼ら彼女らは、自らの不勉強を棚に上げ、挙句に「糖質制限を続ければ癌になる」や「日本人は農耕民族で米を食べなきゃダメ」などといった、なんの科学的な根拠もエビデンスもない感情論で糖質制限を批判します。
その結果が、年間約16,000人の糖尿病性腎症による透析、年間約3000人の糖尿病網膜症による失明、年間約10,000人の糖尿病による心筋梗塞や脳卒中での死亡です。
こ
の数字、決して少ないと私には思えません。
もはやここまで来ると「緩慢な殺人」と言ってもいいのではないでしょうか。
患者に治療の選択肢も与えず、「日本人は農耕民族で米を食べなきゃダメ」では、亡くなった方は泛ばれません。
どうせ反対するなら、もうちょっと理論的かつ科学的根拠に基いて、説得力のある意見を出して欲しいです。
でないと、何処かの利益を守るために糖質制限に反対してるとしか思えなくなってきます。
患者が治るかどうかなんて、そっちのけでね。