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「糖質制限をされているお母様方、家族の食事はどのようになさっていますか?」とご質問頂きました。

  • 素朴な疑問を読者の皆さんに聞いてみましょう

こないだ書いた海外の通販サイト。
返品の連絡をしてから10日。
ようやく返事が来ました。
「そのまま受け取ってくれたら半額返金します。」
破れたウェットスーツを半額にしてもらったところで、どないせぇゆうねん(-_-;)
理解の範疇を越えた返事に、破れた箇所を補修して着ようかなと考えてしまった、あらてつです。
思い留まりましたが…。
さて。
読者のゆゆさんから、「糖質制限をされているお母様方、家族の食事はどのようになさっていますか?」とご質問頂きましたのでご紹介です。
『はじめまして
はじめまして
いつもブログを拝見して、参考とさせていただいています。
五月から糖質制限を始めて、6キロ減になりました。今は下げ止まりですが、焦らず続けていきたいです。
糖質制限を始めてから、イライラする事が減り、子供を叱ることが減りました。
肝機能も良くなり、血圧も下がり、ダイエット目的で始めた糖質制限ですが、思わぬメリットばかりで驚いています。
自分が糖質について知るようになると、子供に作る食事に不安を抱くようになりました。
糖質は与えない方が良い、と頭では分かっていても、まだ小学生の子供の食事から、炭水化物を抜くのも極端すぎるように思ってしまいます。
今は、白米に押し麦を混ぜたりしていますが、子供はパンも麺類大好きなので、たまには食べさせています。
糖質制限をされているお母様方、家族の食事はどのようになさっていますか?
アドバイスを頂けたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。』

ゆゆさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそ、はじめまして。
お返事すっかり遅くなって申し訳ございません。
さて、糖質制限食実践5ヶ月で6kgの減量成功、精神面の安定、肝機能及び血圧の改善、おめでとうございます。
糖質制限で様々な症状が改善され数値が良好になると、今度は逆に、糖質の過剰な摂取が、如何に身体に悪影響を及ぼしていたかに気がついてしまいます。
そうしますと、「こんな悪いもん子どもに食べさせたらエライコッチャ!」となるのです、
が。
ついつい従来の常識が頭をよぎり、「子どもの食事から糖質抜いたら身体に悪いんじゃ…」ってなってしまいます。
だがしかし。
ここで冷静に考えて頂きたいのですが、白米やらパンやら麺類などの「主食」、いわゆる「炭水化物」って、正直、な〜んも栄養ないんですよね。
そりゃ、厳密に言えば幾つかの栄養素は含まれていますよ。含まれてますが、子どもの成長に重要な栄養が多量に含まれているかと言えば、そうじゃありません。
基本的には、安価にお腹がいっぱいになるだけの、血糖値を上げる食材でしかないです。
それを抜いたところで、成長に悪影響が出るとは到底思えません。
これで納得行かない方。
先程の話に戻ってみましょう。
糖質制限で糖質を食べなくなっていろんな症状が改善した、要するに糖質が身体に害を成してしたワケです。
大人の身体に害をなす食物を、未発達な子どもに多量に食べさせて、良いワケがありません。
というワケでゆいゆいさん、
「まだ小学生の子供の食事から、炭水化物を抜くのも極端すぎるように思ってしまいます。」
極端でも何でもないので、ご安心くださいね。
ですが、子どもの糖質制限には大きな問題が一つ。
育ち盛り食べ盛りの子どもの食事を糖質制限食で賄おうとすると、食費がとんでもないことになってしまいます。
それこそ糖質制限破産を招きかねません。
なので、ここで登場、江部康二先生の「テーラーメードダイエット」と『高雄病院食生活十箇条』 
江部康二先生のブログから抜粋させて頂きますと、
<テーラーメードダイエット>
症状改善だけなら、人類皆糖質制限食もありだと思うのですが、地球人口70億人を養うためには現時点で穀物は必須です。
このことを踏まえて食べ分けが必要と思います。
例えば、小児、青少年、アトピーや喘息の若い人、成人でも糖尿病やメタボリック・シンドロームなどがない人なら、主食を、日頃の運動量に応じて未精製の穀物(例えば玄米)を適量にして「高雄病院食生活十箇条」の実践でよいと思います。
運動選手など日常的に運動をしている青少年は、あるていどの量の未精製穀物を摂取しても、インスリン非依存的に筋肉がどんどん血糖を利用するので、ブドウ糖ミニスパイクも生じにくく大丈夫です。
一方、読書タイプで運動をあんまりしない青少年は、未精製の穀物でも少量に控えておく方が無難です。
すでに糖尿病を患っている人や、メタボリック・シンドロ-ムの人は、糖質制限食がベストの選択です。
『高雄病院食生活十箇条』 -アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防に-
一、主食は未精製の穀物を運動量に応じて適量が好ましい(玄米など)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、飲料は牛乳・果汁は飲まない。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。 成分未調整豆乳適量はOK。
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで
江部康二

です。
これでゆいゆいさんのお悩みも解決(笑)ですが、せっかくなので、読者の皆さんはどうなさっているのか、コメントを募集したいと思います。
育ち盛りのお子さんと糖質制限食や『高雄病院食生活十箇条』に取り組んでおられる読者の方がいらっしゃいましたら、コメント頂けますと嬉しいです。
皆さんの宜しくお願い致しますm(__)m


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