ライザップと江部康二先生は全くの無関係ですし、高雄病院で行われている糖質制限による糖尿病治療とライザップの謳う糖質制限は何ら関わりございませんというお話
- お知らせ
江部康二先生がブログで
「ライザップと江部康二は、全く無関係ですので混同しないで下さい」
と題して、3回にわたって記事を書いておられました。
以下、抜粋させて頂きますと…
『ライザップと高雄病院の推奨する「糖質制限食」とは、全く無関係です。
私は、以前に数回、ライザップから、監修者に
なって欲しいという依頼を受けましたが 、営利
目的の会社ということで、キッパリことわりまし
た。
江部康二とライザップは、何の関係もありません。
中略
ともあれ、私の気持ちとしては、「ライザップ」と「高雄病院の糖質制限食」を一緒くたにして混同しないで欲しいということです。』
江部康二先生の先生のブログ読者の方で、実際にライザップに行かれた方からのコメントです。
『ライザップは、炭水化物を制限する、食事はこれとこれがOK、これがダメ、という程度です。週刊誌に書かれているように、トレーナーは、栄養学や糖質制限&低糖食についての詳しい知識はお持ちではありません。
中略
以前、江部先生がライザップの監修をされていると、ライザップの方から聞いたことがあります。多分ライザップを監修されている栄養士の方が、江部先生と共著されている(と記憶があります。違いましたらすみません)、それが変形されているのだろうか、と思いました。でも鵜呑みにする方もいるかと思います。』
実は、「江部先生に監修して欲しい」と掛かってきた電話を受けたの、私です(笑)
運営会社が、かの有名(笑)な豆乳クッキーとやらでボロ儲けした健康コーポレーションだったので、丁重にお断りさせて頂きました。
数年後、また電話が掛かって来て、また監修して欲しいと依頼があったのですが、答えは一緒。
ハッキリキッパリお断りさせて頂きました。
その後、この会社から電話が掛かってくることは無くなったのです、が。
しばらくして、一人のドクターの方から江部康二先生に、クレームのお手紙が届きました。
曰く、
「自分の担当する腎症の患者さんがライザップに行って腎症が悪化した、この患者さんは江部康二先生が監修していると思って安心して行ったのに、実際は江部康二先生どころか栄養指導すら何ら行われていない、これは一体どういうことか」
江部康二先生も私も、目が点になりました。
イヤイヤ、そんな話知らんし。
結局、そのドクターと話をして、
「江部先生と本を書いておられた女性管理栄養士の方が監修しているので、先生も一緒だと私の患者さんが勘違いされたのでしょう、失礼致しました。ですが今後もこのようなことは起こりえますので先生もお気をつけください」
と誤解は解けました。
勘違いって怖いなと江部康二先生と話をして、この件は忘却の彼方に飛んでました。
だがしかし。
上記の読者の方のコメントによると、ライザップの職員が「江部康二先生が監修している」と会員に説明している様子。
おいおい、それあかんやろ。
このコメントの方、
「多分ライザップを監修されている栄養士の方が、江部先生と共著されている(と記憶があります。違いましたらすみません)、それが変形されているのだろうか、と思いました。」
とお書きになられてますが、糖質制限について知識のないトレーナーが、江部康二先生のお名前を知っているとは考えられません。
ましてや、この管理栄養士さんと江部康二先生が一緒に本を書いていたのは2013年より前です。
このコメントの方がライザップに入会されたのは最近でしょうし、江部康二先生のお名前を出したトレーナーが、その当時の共著のことを知っているとは到底思えません。
仮にトレーナーが共著のことを知っていたら、それこそ余程の糖質制限マニアで、糖質制限についての知識がないなんてあり得ないでしょう。
つーことは、何処かの誰かがトレーナーに「江部康二先生が監修してると会員に言え」と言ってるとしか、私には思えません。
これが事実で且つ以前から恒常的に行われているのであれば、この腎症の患者さんが勘違いしてたんじゃなくて、ほんまに「江部康二先生が監修してる」って聞かされていた可能性も出てきます。
事実とすれば、名称の不正使用もさることながら、これって詐欺やないんですかね?
明言します。
江部康二先生はライザップの監修などしておられませんし、ライザップの謳う糖質制限と江部康二先生が提唱され高雄病院で行われている糖質制限治療は、全く違うし関係ございません。
もし、ライザップに行かれて「江部康二先生が監修されてます」なんて他にも聞かれた方がいらっしゃいましたら、ご一報頂けると幸甚です。
それなりの手段を取らせて頂きますので。