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糖質制限と摂取カロリーとタンパク質・脂質の摂取目安

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今回は、また糖質制限で痩せませんネタに戻りました(笑)

まずは、たまごさんから頂いたコメントです。

『ダイエット
はじめまして。
コメントも初めせさせていただきます。
まず どこに書けばいいのか分からずこちらの方にコメントさせていただきました。
私は 去年の11月ごろからMEC食をしてました
そして 半年経過したのですが 体重 体脂肪率が増えるばかりで悩んでいたときに糖質制限を知りました。
そして この4月から糖質制限に切り替えたのですが 体重も64キロから59キロへと体脂肪率も38%から36.7%まで順調に落ちています。ただ この1週間落ちなくなって停滞しています。
食事は 1日2食で 昼と夜食べているんですがスーパ糖質制限での タンパク質と脂質の摂取量なのですが 私の場合 蛋白質は80g 脂質は74gになるのですが 普通に2食ぶんに割って 1食40g 脂質37gと摂っていいのでしょうか?
一食で摂ってもいい上限があるのでしょうか?
どうぞ 宜しくお願い致します 』

MEC食なるものがどういうもんだか知りませんが、肉と卵とチーズだけを食べるのでしょうか?

私、2010年末から2011年に掛けて、「あらてつの肉とチーズな日々」と題して「7日間肉とチーズの日々」やら「1ヶ月肉とチーズの日々」を何度かやってみたことがあります。

1日3食、肉とチーズのみで1週間&1ヶ月過ごしたのですが、これって、糖質制限食に取り組んできた経験があったからできた話であって、それまで普通に炭水化物食べてた方がいきなりこんな事すると、えらいことになると思います。

いや、確実になるでしょう。

よしんばこのブログで「肉とチーズだけでダイエットできる!」なんて書こうもんなら、足は攣るわ便秘になるわ、不調の問い合わせコメントが殺到ですね(笑)

あと、肉は部位にもよりますが脂肪が多く、チーズは脂肪のカタマリです。

糖質制限の経験があって、量を加減しながら食べることができるのならともかく、この肉とチーズをお腹膨らむまで食べたら、カロリーオーバーで痩せられるワケがありません。

運動量の多い私ですら、「あらてつの肉とチーズな日々」中、1食のステーキの量が300gを超えるとお腹周りに肉が付きましたから(笑)

つまり、どんなに糖質を制限しようが、いや、どんな食事内容であろうが、

消費する以上に食べれば必ず太ります。

なので、痩せなかったのは、高脂質な食材を食べ過ぎていた可能性がありますね。

この1週間落ちていないというのは、恐らく停滞期に入ったからでしょう。

これも何度も書いてますが、体重は直線状ではなく階段状に落ちていきます。
しばらくするとまた落ちて来ますので、1週間やそこら減らないからといって焦る必要はありません。

あと、タンパク質と脂質の摂取目安ですが、江部康二先生がこの件についてブログでお書きになられてますので、以下、引用させて頂きます。

2015年02月18日 (水) 「高タンパク食と腎機能と糖質制限」
現時点では、正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、たくさん食べても安全という根拠もないということですね。
まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。
ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して2015年2月(65才)現在まで続けています。
タンパク質の摂取量は、一日あたり130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。体重あたり2.4gのタンパク質ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。
2014年9月の検査データは
BUN:23.3mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.63mg/dl(0.6~1.1)  eGFR:97.1ml/min./1.73m2
シスタチンC:0.63mg/dl(0.53~0.95) eGFR:120.3ml/min./1.73m2
尿中アルブミン:6.3mg/g・c(30.0未満)
です。
BUNがやや高値ですが、高タンパク食において生理的な現象であり、クレアチニン、シスタチンC、eGFR、尿中微量アルブミンの検査が全て基準値内なので、腎機能に何の問題もありません。

2010年02月12日 (金)  糖質制限と脂質の摂取量・続き・
いったいどのくらいの脂質摂取が適量と言えるのでしょうか?
この問題、断定は当然なかなか難しいのですが、柴田博先生(*)の「ここがおかしい日本人の栄養の常識」(技術評論社 2007年)を読んでいて、いいヒントが見つかりました。
82・83ページに「脂肪摂取量が多いほど寿命が延びる」という記載があり、Sinettらの、世界137ヵ国の男性の脂肪消費量と平均寿命の関係をみたグラフ(**)が載っていました。1983年発表のデータです。
それによると、一人一日あたりの脂肪消費量が125gまでは、消費量が多くなるにつれて寿命が延びるという正の関係があります。
125gを超えるとほんの少し寿命が縮み始めますが、140gや180gの国々でも、55g以下の国々に比べれば、はるかに高い平均寿命となっています。
55g以下の国々の平均寿命は、55才を下回ることがほとんどです。
125gの国が75才でピークですが、180gの国の平均寿命は72才くらいあります。
柴田先生は、「脂肪の摂取不足が平均寿命を低くしている決定的要因である」と結論されています。
次にハワイの日系人のデータを提示されて、脂肪摂取量が40g/日未満になると、脳卒中死亡率と総死亡率が極めて高くなることを指摘されています。
さらに日本のデータでも、昭和30年代までは脳卒中が死亡原因の第一位でしたが、昭和40年(1965)頃から米の摂取量が減少し始め、肉や牛乳・乳製品が急速に増えていき脂肪摂取が増え、脳卒中による死亡が減り始めています。
脂肪の充分な摂取が脳卒中を減らし、総死亡率を減らすことは間違いないようです。

たまごさん、参考にしてみてくださいね。

あと、mahaloさんからもこのようなコメント頂きました。

『スーパー糖質制限
初めまして。
私はスーパー糖質制限をして2ヶ月です。
ウエスト周り、下半身とサイズはダウンしたのですが体重と体脂肪率はどんどん増えていきます。
糖質制限といえど消費カロリーより摂取カロリーが上回ると脂肪になると仰っていましたが、脂質とたんぱく質は脂肪にはならないと理解していました。
糖質さえ気をつければいいと思っていましたが、結局カロリー制限をしないと痩せることは不可能ということでしょうか?
ちなみに体重は167cm58kg、体脂肪率22%です。
糖質は1日約30g以下にしています。』

mahaloさん、コメントありがとうございます。

「脂質とたんぱく質は脂肪にはならないと理解していました。」

いえいえ、そんなわけありません(笑)
先程も書きましたが、糖質を制限しようがしまいが、食べ過ぎれば必ず太ります。

これは生理学的な事実で、人間である以上どないもこないもなりません。

糖質制限に限らず、好き放題食べて痩せられるダイエットなどありません。

何かを得るには何かを諦めねばなりません。

「食べ過ぎない」も諦める物の一つです。

是非とも断ち切ってください。

と言いますか、mahaloさん、ダイエット目的で糖質制限食に取り組まれたのでしょうか?

「体重は167cm58kg、体脂肪率22%です。」

全然痩せる必要ないと思うのですが…。

ダメですか???

 

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