糖質制限食で胃もたれがする、タンパク質の摂り過ぎで体に負担が掛かっているのではないか?
- 糖質制限食
先週の火曜日、桜が咲き始めたなと思ったら、一気に満開になりました。
私の職場周辺、例年ですと 山桜→ソメイヨシノ→枝垂れ桜 の順番で咲くのですが、今年は全部いっぺんに満開。
おまけに満開になってからずっと雨。
唯でさえ咲いてる期間が短いのに、これでは花見にも行けません。
いっぺんに咲くのは、まあしゃあないとして、せめて天気くらい良くなって欲しいと思う、あらてつです。
晴れてたところで、どうせ花見に行かないのですが…。
さて。
だにえるさんから、糖質制限食で胃もたれがする、タンパク質の摂り過ぎで体に負担が掛かっているのではないか?とご質問頂きました。
『海外での糖質制限
はじめまして、カナダに留学中のだにえるです。
留学5年目にして体重がプラス10キロになってしまったのでこれを機に糖質制限ダイエットを始めました。
本当は帰国時にライザップなどに通おうかと思ったのですが、料金が全く手の届かない範囲なのでライザップの食事制限を真似た糖質制限ダイエットを始めてみました。
留学中で寮に住んでいるのであまり食事の自由はきかない状況です。炭水化物や果物は避けて、サラダと主食のお肉を食べてるのですが、胃もたれのようなお腹の不快感が続きます。
あまりお肉を食べるのが好きなわけではないので今まではそこまで食べることも少なかったのですが、やはり食事変化によるものでしょうか?
体重X1gを超えたタンパク質を食べているので、やはり消化や吸収などが大変で体に負担がかかっているせいでしょうか?
体重は順調に落ちていますが、体を壊しては元も子もないので、もし糖質制限でこのような症状が普通なものなのか気になっています。』
だにえるさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそはじめまして。
お返事遅くなってしまって申し訳ございません。
早速本題にいってみましょう。
まず、胃もたれのようなお腹の不快感ですが、急に食生活が変化したので起こった可能性もあります。
江部康二先生がよく仰どんな食事療法でも合う合わないは必ずあります。
薬が人によって効いたり効かなかったりするのと同じですね。
もともと肉がお好きでないということは、体質的に肉食中心の食生活が合っていないのかも知れません。
若しくは、寮で出される食事の何かが胃もたれを引き起こしている可能性もあります。
いずれにせよ、胃もたれと糖質制限食によるタンパク質の摂取で体を壊すかどうかは、全く別の問題ですね。
次に、その高タンパクで体を壊すかですが、江部康二先生がこのことについてブログでお書きになられてますので、以下、引用させて頂きます。
現時点では、正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、たくさん食べても安全という根拠もないということですね。
まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。
ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して2015年2月(65才)現在まで続けています。
タンパク質の摂取量は、一日あたり130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。体重あたり2.4gのタンパク質ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。
2014年9月の検査データは
BUN:23.3mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.63mg/dl(0.6~1.1) eGFR:97.1ml/min./1.73m2
シスタチンC:0.63mg/dl(0.53~0.95) eGFR:120.3ml/min./1.73m2
尿中アルブミン:6.3mg/g・c(30.0未満)
です。
BUNがやや高値ですが、高タンパク食において生理的な現象であり、クレアチニン、シスタチンC、eGFR、尿中微量アルブミンの検査が全て基準値内なので、腎機能に何の問題もありません。
2015年02月18日 (水) 「高タンパク食と腎機能と糖質制限食」より
です。
私も、江部康二先生と同じ、いや、野菜食べないんで江部康二先生以上に高タンパク&高脂肪な食生活ですが、数値的には健康そのものです。
なので、江部康二先生がお書きになられてるように、このまま糖質制限食を続けるかどうか、自分で判断して自分で決めて頂くことになります。
このあたり、最終的には合うか合わないかになってきますので…。
糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム
糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。