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糖質制限を謳っていながら、営業が「うちの商品血糖値上がります」はアカンやろ

  • おかしいと思うこと

最近、というか以前からなんですが、よく掴んだつもりで物を落とします。
先日、これは落としたわけじゃなくて、お茶を入れていたら急須の把手が、本体の継ぎ目からポッキリ折れてしまいまして、長年、お茶を入れて飲んできましたが、お茶を入れてる最中に急須の把手が根本から折れるなんて初めてです。
うげ、急須買いに行かなあかんやんと思っていたら、江部康二先生の部屋に急須があったのを思い出しました。
因みに、把手が折れた急須も江部康二先生の部屋にあったのを頂きました(笑)
早速、江部康二先生の所に行って急須を頂き、先生にお茶をお入れしようと台所で湯のみを出した途端、
「あっ」
急須を落としてしまいました。
しかも、湯のみの上に。
急須も湯のみも見事に粉々(笑)
一回、検査を受けに行った方がいいんじゃなかろうかと本気で考えている、あらてつです。
江部康二先生からは、別の急須を頂きました。
一体、先生の部屋にはいくつ急須があるんでしょう…。
さて。
先日、東京ビックサイトで行われた展示会で、私に「糖質制限って知ってますか?」と聞いてきた業者の話を書いたところ、ころころさんからコメント頂いたのご紹介です。
『同感です
私もつい最近、同じような経験をしました。
某スーパーでPB商品のカニ缶の成分表示が炭水化物0gとなっていたので、買おうとして再度原材料を確かめると「砂糖」の表示が。もう目が点になりました。
ダイエット目的の糖質制限が流行りだしたことに乗じて、売れるからと安易に「糖質ゼロ、カロリーゼロ」をうたい文句にする商品が増えると怖いですね。
そういう業者はきっと、命にかかわる重大問題だなんてわかっていないでしょうし。』

ころころさん、コメントありがとうございます。
砂糖を使っていて「炭水化物0g」の表示ですが、炭水化物の使用量が0.5g未満であれば、「0」と表示していいことになっています。
もしかしたら、そのカニ缶の砂糖の使用量が0.5g未満だったのかもですね。
ですが、そもそも、なんでカニ缶に砂糖なんていれるんでしょう?
その意味が分かりません。
甘くすれば美味しいとごまかすことができるって、消費者をバカにした大企業の態度が見え隠れします。
で、更に消費者をバカにしたお話。
先日書いた展示会に出てた業者の話、後日談がありまして、私どもがお世話になっている社長さんに、この展示会に出てたメーカーの営業が、「うちの商品は血糖値上がります」とハッキリ言ったそうです。
おいおい。
臨床検査やってるゆうて、自慢気にワシにゆうとったんちゃうんかい。
それを営業の口から「うちの商品、血糖値上がります」やて?
だったら、糖質制限と謳って販売すんなカスが!
以前、血糖値上がるパッチもんを平気で「糖質制限」って謳って販売するパッチもん連中についていろいろと書きました。
ここのところ、新しく来られたブログ読者の方が増えたこともあり、そのあたりの話をご存じない方も多いと思います。
「過去記事を再掲しますので、「あ、こんな話があったんだ」と思って頂ければと思います。


おいしい糖質制限パン、血糖値の上がる類似品が出まわっています。
糖質制限ですと謳ったパンを食べて血糖値が上がってしまったと、高安さんからこのようなコメント頂きました。
『江部先生のブログからきました。
先生のブログに以下のコメントを入れさせて頂き、ちょうどあらてつさんの記事を拝見致しました。
実際に血糖測定してない所があるのですね。
糖質制限として売るなら、糖尿病の方が食べるのは分かっているはず。
私たちは、ある意味その食べ物に命がかかっているのに、そのようないい加減なものを作って売っているとは、許しがたいことです。
そのようなものを売っている店の情報を共有できないものなのでしょうか。
「いつも先生のブログで勉強させて頂いております。高安と申します。
さて、最近、いろいろなメーカーさんが糖質制限食のパンなど販売されています。
Googleの広告を出している店のものをいくつか買ってみたのですが、どうも記載されている糖質の量と血糖値の上がり方が違います。
自己測定機なので、先生も書かれておられましたように、多少の誤差はあるのでしょうけれど、食べる度に計算よりも上がるのはどうにも納得がいきません。
これらは、ちゃんと血糖値を計って作られているのでしょうか。
他の読者の方は、このような経験はありませんでしょうか?
先生にお聞きするようなことではないのですが、どうも疑念が消えないのでコメント入れさせて頂きました。」』

高安さん、コメントありがとうございます&ようこそあらてつのブログにお越しくださいました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
さて、「Googleの広告を出している店」のパンを食べて血糖値が上がってしまったとのこと。
私どものパンならそんなことなかったのに~(笑)
半分冗談さておき、これはちょっと由々しき事態なので、早速ここのパンを購入しまして、江部康二先生に頼んで血糖測定して頂きました。
すると…
『あらてつさん
2011.11.1
18:20 空腹時血糖値:114mg
◯◯◯◯の△△△△パン1個摂取。
18:50 30分後血糖値:120mg
19:20 60分後血糖値:142mg
1個に9.3gの糖質ですね。
江部康二』

28mgもあがってるや~ん。
記載してる糖質料と血糖値の上昇、計算あわへんやんけ。
「糖質制限食」と謳って販売しておきながら、血糖値が上がるってどういうことでしょう。
こういうこと書きますと、この手合いは、
「イヤイヤ、糖尿病患者向けとは一言も言ってません」
って言い訳を、決まってしてくるんです、が。
糖質制限食、なんの為に始まったかというと、言うまでもなく糖尿病治療の為です。
2005年当時、名前のなかったこの糖尿病治療に「糖質制限食」と名付けられたのは江部康二先生で、ダイエットで取り組まれる方もおられますが、それは二次的な要素であって、あくまでも糖尿病患者の方の治療が目的です。
ここまで糖質制限が広がったのも、誰がなんと言おうと江部康二先生のご尽力があってのことで、「糖質制限食」と云えば、取りも直さず「糖尿病患者の方」が対象になります。
なので、糖質制限食を名乗る以上、
「イヤイヤ、糖尿病患者向けとは一言も言ってません」
なんての、全く通用しませんぜ。
ましてや随所に
「糖尿病が気になる方」
「血糖値が気になる方」
「糖質が気になる方」
と小鳥が囀らんばかりに謳っています。
おいおい、健康体でそんなもん気にするヤツは私ぐらいでしょう(笑)
これらが「気になる方」は、なにがしかの体調の不良を持ってらっしゃるわけですわ。
それを、ここまで「気になる方」連発して書いといて「糖尿病の方向けとは言ってません。」なって言いやがったら、それこそ市中引き回しの上、磔獄門ですよ、ほんまに。
高安さんの仰る、
『糖質制限として売るなら、糖尿病の方が食べるのは分かっているはず。
私たちは、ある意味その食べ物に命がかかっているのに、そのようないい加減なものを作って売っているとは、許しがたいことです。』

これ、反論や言い訳のしようのない、本当にその通り切実な話です。
「糖質制限食」を名乗るなら、この言葉を肝に銘じて商品作る義務と責任があるわけです。
これらの言葉を謳って販売するなら、それなりのモン売る責任があると思いますけどねぇ。
ですが、糖尿病の方をターゲットにしておきながら、糖尿の病の方が食べて血糖値が上がろうが知ったこっちゃないんですね。
Q&Aに、先に言い訳書いてる場合じゃないですよ、まったく。
まあ、糖質ゼロが流行ってるんで、しょせんは儲かると思って飛びついてきたようなお店なんでしょう。
それが証拠に、人の尻馬には乗りますが、自分たちで糖質制限食を広めようなんて活動、やってる様子ありませんからねぇ。


私ども糖質制限ドットコムは、7年前に“世界初の糖質制限ショップ”として、糖質制限食食材の開発と販売を始めました。
「糖質制限食」の食材なんてものがこの世に存在しなかった当時、ノウハウの無ければ使える原材料も限られている中、手探りの状態から「大豆パン」を完成させました。
「糖質制限食で大豆を使う」
我々が一番初期にやりだしたことですが、糖質制限食が広がってくると、パッチもんが出てくる出てくる。
私なら全く違う原材料でもっとええもん作ったれと考えるのですが、パッチもん屋にはそんな知識も経験もアイデアもありませんから、私らのサイトを見て原材料をそのままパクってパッチもんを作ります。
我々が大豆を使えば大豆、ふすまを使えばふすま粉、恥も外聞もなくパクるパクる(笑)
あっという間に大豆パン・ふすまパンだらけになりました(大笑)
で、そのふすまパン、先程の江部康二先生の実験通り、けっこうな割合で血糖値上げる商品があるんですよね。
まあ、粉作ってるメーカーの営業が「血糖値上がります」ゆうてますから、間違いないでしょう。
そうそう、オート麦を使った瞬間、即効でパクってくれたパッチもん屋がいましたね。
そのパッチもんの糖質制限パンも、見事に血糖値上がりましたが(笑)
自分たちの脳ミソで考えられずに他人のアイデアパクってパッチもん作って、挙句の果てに血糖値の上がるもんを作ってりゃ世話ないです。
最近、糖質制限食に対する反対活動が、また活発になってきました(笑)
インターネット上は言うに及ばず、新聞・雑誌などでも、「よくぞこんなバカ丸出しの文章が書けるな」と笑ってますが、「糖質制限です」といって血糖値の上がるものを平気で売る業者が増えてきたら、糖質制限食そのものが「インチキ」のレッテルを貼られてしまいます。
これ、何度も書いてますが、そうなったときに一番被害を被るのは、本当に糖質制限食を必要としている皆さんです。
まあ、金儲けの為に糖質制限を謳ってる業者連中にしてみたら、誰が困ろうとそれこそ知ったこっちゃないんでしょうけど。


糖質制限食・ダイエット食の通信販売|糖質制限ドットコム

糖質制限ドットコムは、糖質制限食の第一人者、高雄病院、江部康二先生監修による糖質オフな食材を販売、糖質制限食に取り組む皆様をサポートします。


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