糖質制限と果物とビタミンC
- 糖質制限食食材
日曜日、羽田経由で山形は庄内まで行って来ました。
翌朝は、朝一番の便で羽田に飛んで、乗り継ぎ便で伊丹まで。
予約していた空港送迎タクシーで自宅に帰り、荷物を置いてバイクで出勤。
アンドレ・シトロエン言うところの
「道具による時間と空間の征服」
を実感した、あらてつです。
文明の利器ってスゴイですね…。
さて。
皆々様、お久ししゅうございます。
ようやく春めいてきましたが、花粉症で苦しんでおられませんでしょうか。
え〜、更新をサボっている間、外食ネタにコメントを頂いておりました。
皆さんのなかなかご苦労されておられるご様子。
読者の皆さんの参考になると思いますので、次回、まとめてご紹介させて頂きますね。
で、今回は、芍薬さんから、「ビタミン不足が気になります」とコメント頂いたので考察してみましょう。
『果物も糖質量が多いですが取らないとビタミン不足が気になります。どうしてますか?野菜で糖質が少なくビタミンが多い物ってどれでしょうか?』
芍薬さん、コメントありがとうございます。
ご質問にお答えする前にちょっと脱線。
「糖質制限食を実践すると野菜や果物の摂取量が減るのでビタミン不足になる」
糖質制限食を批判する連中がよく口にする言葉ですが、これを聞く&読むといつも思うのが、
「オマエ普段からどんなけ野菜と果物食うてんねん。」
糖質制限食を批判する連中、口では「食事はバランスよく!」やら「糖質は60%摂らなきゃ駄目!」なんて言ってますが、ど〜せ普段の食事は、「ラーメンライス」やら「立ち食いそばとおにぎり」やら「パスタランチのパン付き」やら「カレーライス」やら挙げだすとキリがないくらい糖質だらけでしょう。
「このメニューのドコにビタミンが含まれてんねん」
糖質制限食の場合、私は面倒くさいんで野菜を食べませんが、江部康二先生はちゃんと野菜も食べておられます。
しかも、糖質制限食の場合、ごはんやパンでお腹膨らますなんてことないので、野菜もキッチリたくさん食べられます。
逆に、摂取エネルギーの60%を糖質で摂ってしまうと、野菜なんて殆ど食べられません。
しかも、野菜やら果物のビタミン含有量って、昔に比べれば随分と減ってるんですよね。
摂取エネルギーの60%を糖質で摂ってしまって、ただでさえ野菜の摂取量が少なくなるのに、ビタミンが少なくなった野菜なんかをちょろっと食べたところで、ビタミンの摂取が出来るわけなかろうと。
なので、皆さん、糖質制限食に反対する連中の「糖質制限食でビタミン不足になる」には耳を貸さなくていいですし、誰かに言われたら、「アンタ普段ナニ食うてんの?」って聞き返してやってください。
話が逸れました。
芍薬さんのご質問に戻ると、果物ってビタミンが多いようなイメージがありますが、実際のところ、さっきも書いたようにそない含まれていません。
野菜や果物が好きでしたら食べても全然問題無いですが、私は敢えて食べる必要はないと思っています。
まあ、このあたりはスイーツと一緒で、嗜好の範囲に入るのではないかな〜と思っています。
因みに、アフリカのマサイ族、野菜や果物は一切食べませんが、ビタミン不足になりません。
江部康二先生のブログ記事「マサイ族とビタミンC」から抜粋させて頂くと
『伝統的な食事をしているマサイ族の血清アスコルビン酸濃度は、0.16mg/100mlとかなり低くなっています。
ちなみに、厚生労働省の第6次改定「日本人の栄養所要量」によると、血漿中ビタミンC濃度基準値を0.7mg/100ml以上に設定しています。
同じアフリカのバンツー族は、0.56mg/100mlでやや低値ですが、マサイ族よりは、かなり高値です。
血漿ビタミンC濃度がこれほど低値なのに、壊血病や貧血は見られず、さらなる研究が必要と締めくくられています。
ビタミンCの必須濃度は???
ですね。』
なんか、日本人の「ビタミン信仰」そのものを見直した方がいいかもですね…。
う〜ん、我ながらいいオチ(笑)