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糖質制限食中に久しぶりに糖質摂ったら下痢になってしまいました。

  • 糖質制限食

金曜日、沖縄から帰って来ました。
那覇空港に降り立つ前日まで、那覇市内の気温は23℃位あって、地元の方いわく暑かったとのことですが、私が行った時は17℃で雨も降っており、えらい寒く感じました。
前回、ABS株式会社のマジック粉部長ことS部長とご一緒した時も、前日まで19℃以上あった気温が12℃まで下がりました。
南国を期待していったのに、寒さで震えるとは夢にも思わなかった、あらてつです。
これって何の嫌がらせ?
さて。
皆々様、お久ししゅうございます。
暖かくなると言いつつ全然暖かくならないですが、体調など崩されてませんでしょうか?
本日のお題ですが、こびぃさんから、久しぶりに糖質摂ったらお腹を壊してしまったとのコメント頂きました。
『以前コメントしたこびぃです。
お久しぶりです。
以前はありがとうございました。
今回の記事、頭痛ではないですが私にも当てはまるなぁと思い、コメントしにきました。
私は最近必要にかられてケーキを焼いて、焼いた日、その翌日、また翌日と味見して完璧なケーキにのレシピを作り上げなくてはならない使命を全うしなくてはならなくて、糖質摂る機会が何回かあったんですが、糖質を極端に制限していたので、思いっきりお腹壊してしまう事態に陥ってしまっていました。
これも糖質を摂った事の弊害でしょうかね?
と思ってコメントしにきました。
これからもまたケーキを完成させなければならない使命が待ってるので、本当に辛い(なんやかんやでやっぱりケーキは美味しいけど)日々がやってきます。
糖質摂った事の罪悪感が半端ないです。
これまでめっちゃ頑張って米、パン、小麦関係、芋などは勿論一回も食べたことないですし、他の糖質も極力抑えてきたので、その苦労が…です。
でもこれからも糖質制限頑張りますよ。』

こびぃさん、いつもコメントありがとうございます&こちらの方こそご無沙汰しております。
久しぶりに糖質摂ったら下痢されたとのことですが、私も糖質摂ったら下痢します。
丁度沖縄の話が出てるので、ついでに過去記事ご紹介しながら考察してみましょう。
『続々々 始めてみよう糖質制限食 困ったこと編 2007年05月28日 
超糖質制限食に取り組んで4ヵ月後、沖縄へ旅行に行ったときの話です。
体重の落ちたし体調も良いし、糖質制限食のやり方もすっかり分かったしで、旅行中は糖質を解禁しようと浮かれ気分で那覇空港に降り立ちました。
空港内に流れる“ハイサイおじさん”を聞きながら、頭の中を巡るのは“沖縄そば”“タコライス”“沖縄名物 巨盛り定食”“じゅうしい”“ポークおにぎり”“サーターアンダーギー”“オリオンビール”と、炭水化物オンパレード。
沖縄でいつもお世話になるタクシーの運転手さんに、これまた沖縄に行けば必ず行く沖縄そば屋に向かってもらい、4ヶ月振りの炭水化物&1年ぶりの沖縄そばに舌鼓を打ちました。
この後も、ひたすら炭水化物を食べまくり飲みまくり、久々に血糖値上がりまくりの1日を過ごしましたとこまでは良かったのですが…、
オリオンビールと泡盛をしこたま飲んで、意識を無くした午前2時、あまりの腹痛に目が覚めて、トイレにかけこみました。
ここから先の描写は控えておきますが、とにかくひどい下痢。
このあとも明け方にかけて、トイレと寝室を往復すること10回以上、ほんまに死んでしまうんとちゃうやろかと思うくらいの勢いでしたね。
あまりにひどい状況だったので、何かにアタッタかと思いましたが、一緒に行った彼女も同じものを食べていたのですが…
全然平気でけろっとしています。
おのれ甲賀め毒を盛ったな、なんて話があるわけもなく、原因不明なままで、翌日、はしゃぎまくる彼女を横目に、無人島のビーチでぐったりしていました。
浜に横たわってアジサシにつつかれている様子は、はたから見れば、打ち上げられた土左衛門のようやったと思います。
兎にも角にも、帰宅の日になり、結局、下痢の原因がわからぬまま、調子の悪いお腹を抱えて帰宅の途につきました。
ところが、京都に帰ってきてまた糖質制限食を再開したのですが、途端に調子が良くなったのです。
他に思い当たるフシがないので、これはもしかしたらと、試しに三食炭水化物にしてみると、てき面、下痢です。
この1回だけでは臨床データ(?)として不正確なので、日を変えて数回試してみましたが、やはり下痢です。
どうやら、糖質制限食を続けて炭水化物が食べられない体になったようです。
そうか、人間てもともと炭水化物を食べるようにできてないんかと、変な感心をしましたねー。
ここまで読んで、そんなアホなと思われたそこのアナタ!
ほんまでっせ。
実験した日は、下痢するその他のファクターを徹底して排除し、万全の体制で実験に望みました。
その結果、炭水化物意外に下痢の要因は考えられない!との結論に達したのです。
この実験の後、1日何炭(炭水化物)までなら大丈夫か、再び実験してみたのですが、1日1炭なら問題なし、2炭になるとお腹がゆるむor半下痢、3炭になると全下痢になることが判明しました。
この壮大なる実験結果は、是非とも江部康二先生にお聞かせせねばと、喜び勇んで江部康二先生を訪ねたのですが、
「それはないやろ~」
の一言で終わってしまいました…。
未だに怖くて1炭以上の炭水化物を摂れません…。』

この記事書いてもうじき7年になるんですね…。
最初は「糖質摂ったら下痢をする」に半信半疑だった江部康二先生ですが、その後糖質制限食で治療を希望される患者様が増え、「下痢or便秘」の症状が多数報告される様になりました。
で、考察の結果、腸内細菌が原因だろうという説に落ち着きました。
どういうことかと申しますと、現代人は、乳離れした瞬間から炭水化物(糖質)にどっぷり浸かってしまいます。
そして成人して糖質制限食を始めるまでは、何十年かその腸内環境が保たれるわけです。そうすると、すっかり炭水化物(糖質)中心の食生活に適応した腸内細菌になるそうなんですね。
糖質制限食を始めると、それまでの炭水化物(糖質)中心の食生活から、タンパク質・脂質中心の食生活に一気に変わります。ところが、腸内細菌は急に変わりませんから、下痢したり便秘したりしてしまうそうなんです。
糖質制限食を続けていくと、徐々に炭水化物(糖質)に適応した腸内細菌から、タンパク質・脂質に適応した腸内細菌に変わっていって、お腹の状態も安定していきます。
こうやって、すっかり糖質制限食モードに切り替わるのですが、糖質制限食に適応した腸内細菌になると、今度は、炭水化物(糖質)を摂ると下痢(便秘)になってしまうわけです。
という訳でこびぃさん、こびぃさんの下痢も恐らくこの症状に当てはまるのではないかなと思います、ハイ。
それから、糖質摂った時の罪悪感、分かります。
ですが、あまりそこを気にすると段々とストレスが溜まっていきますので、ときどき息抜きしながら糖質制限食に取り組んでみてくださいね。
なんと言っても糖質制限食は、「美味しく楽しく」が基本ですから。


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