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糖質制限に限ったことではないですが、どこかの誰かが言ったことを鵜呑みにせずに、疑問を持つことが大切ではないかというお話

  • 糖質制限

CNNジャパンに

「英動物園、サルの餌にバナナ禁止」

なんて記事が出ていました。

なんでも、人間用のバナナは甘く改良されているので、サルが糖尿病やら虫歯になるそうです。

バナナをやめたサルは、毛皮が厚くなって状態が良くなったり、情緒が安定したそうです。

これって、どっかで聞いた話やんけと思ったあらてつです。

人間って、サルからほとんど進化してへんのちゃうやろか…。

ご興味のある方はこちらをどうぞ。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35042585.html

さて、わさびさんから、糖質制限に取り組むに当たり迷いがあるとコメント頂きました。

『迷います...
初めまして、アラフォーの「わさび」です。
夏井睦先生の湿潤治療でヤケドを治し→先生のサイトで糖質制限を知り→昨年11月末より開始&検索して「あらてつさんのサイト」を知り過去ログを熟読している者です。
糖質制限して他の方が仰るように食後の耐え難い眠気やだるさが消え、お腹周りもスッキリし、私自身は一生この生活を続けていくつもりです。
前置きが長くなりました。
あらてつさんのご意見を伺えれば、と思うのですが、糖質制限をすると今までより必然的に肉を摂取することになるかと思います。食べていて体調もいいし、美味しいしそれは良いのですが食費が炭水化物よりかさむのは事実です。
私は3年ほど前にマクロビオティックにはまったのですが、そこでは「玄米こそが唯一の完全食品であり肉は血を汚す」など教えられ、いっときは肉魚類の摂取はゼロでした(大豆などの植物性たんぱく質で充分だと言われました)肉を食べて血が汚れるから癌になるとも。それは間違いであろうことは、今では充分理解しているのですが、あまりにたくさんの書籍(栄養や食生活、添加物について)を読み頭でっかちになっているのか「肉はいいといってもホルモン剤をたっぷり与えられた米国産肉なんてあかんよな...ちょっと高いけど国産ならいいかな」とか売り場でかなり迷います。
以前のブログコメントに国産にはこだわらない、という言葉がありましたが国産だろうが外国産だろうが昨今の偽装オンパレードを見ると、よほどこだわりの生産者から直送するような高いものでもなければ、スーパーの国産肉も外国産と同じかとも思います。
我が家の家計からしてもし少しでも安い外国産(ブラジル産の鶏肉や米国産の豚肉、豪州産の牛肉などやはり国産のものより安い!)を躊躇せず購入できたら、糖質制限を続けるうえで少しはラクになるのになぁと思います。
あらてつさんのブログに自分で考える、という言葉が出てきましたが、長年のいわゆる一般栄養学(テレビで言われるものも含めて)にとらわれていて、実際に自分の体調が良くなった今でも「こんなにチーズや卵、肉ばっかり食べてて高脂血症にならんかしら」とか「ホルモン剤たっぷり添加された肉食べて男の人が胸が大きくなってきた話もあったな...肉は控えた方がいいのか」など迷いが出ます。
長々と書き連ねてしましました。もし何かコメント頂ければ有難いです。』

わさびさん、コメントありがとうございます。

私、糖質制限始めて、今年の五月で10年目に突入します。

主食は肉です。

コメントにもお書き頂いてるように、国産だろうが外国産だろうがこだわっていません。

その時安いものを買って食べてます。

残念(笑)ながら、胸囲はそこそこありますが、胸はAカップもありません。

江部康二先生は2003年から、お兄さんの江部洋一郎先生は1999年から糖質制限をされていますが、お二人もどう見てもAカップありません。

野菜は、ハルディンさんのランチで出してもらうサラダくらいしか食べません。
もちろん、玄米などは全く食べません。

ですが、高脂血症になる気配は全く無いですし、血液検査の数値は、糖質制限に反対している人たちより遥かにいいと思います。

「外国産の食品が危険で国産は安全」

なんの根拠もありません。

肉に関して言いますと、日本で食肉用に飼育されているニワトリも豚も牛も、抗生剤漬けです。

日本では過去狂牛病が確認されましたが、オーストラリアでは狂牛病は発生していません。

昨今の食品偽装事件で、「国産品の安全神話崩壊」などと言います。

「神話」なんていい方すると、いかにも過去は「安全」だったみたいですが、そもそも「国産品は安全」なんて単なる思いこみでしかないことは証明されました。

それなのに、なんで事実を誤魔化すような表現するのか、国産品は安全だったことにしとかないと困る連中がいるんでしょう。

ここまで書いて何が言いたいのかといいますと、

「自分で考えましょう」

私、基本的に疑り深い性格で、糖質制限も最初は信用してませんでした。

自分の身体で試してみて、いろいろと知識を得て考えた結果、「これはいい」と思ったので、10年近く続いていますし、これからも続けると思います。

繰り返しますが、「自分で考えた結果」が「10年間の継続」になりました。

糖質制限の師匠、M本先生や江部洋一郎先生、江部康二先生が、「糖質制限ええぞ」と仰ったから10年続いたわけではありません。

何かにハマり易い人にありがちな思考パターン

「根拠のないことは鵜呑みにして信じてしまうけれど、自分の身体で実証できる生理学的な事実は信用しない。」

では、とっくに糖質制限をやめて、次の「なんとか健康法」に飛びついていたでしょう。

というわけでわさびさん、ホルモン剤たっぷりのアメリカ産牛肉がダメで抗生剤漬けの国産が良いのか、チーズや卵、肉ばっかり食べてて高脂血症になるのか、自分の頭で考えて結論を出すしかありません。

その結果、糖質制限に取り組むかどうかを決めるのは、わさびさん自身です。

疑念が消えないようであれば、やめればいいと思います。

糖質制限は、誰かに強制されてするものではありませんので。

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