ブログ

糖質制限と加工肉の油脂について

  • 糖質制限

近所の商店街の魚屋さんが店を閉められました。

魚が食べたいなと思って行ったら、手前にある八百屋さんのご主人が、

「おっちゃん、店閉めはったで」

って。

「え???」

事情を聞くと、体調崩されて、年齢も年齢やしと廃業を決意されたそうです。

めっちゃショックでした。

この魚屋さんも八百屋さんも、今はほとんど無くなった「◯◯マーケット」(私よりご年配の方はご存知ですよね)に店を構えてらして、スーパーでは望むべくもない「今日なんかええの入ってる?」といった会話を楽しみながら買い物ができる貴重なお店でした。

せめて最後に挨拶したかったなと思う、あらてつです。

今まで美味しい魚をありがとうございました。

長い間お疲れ様でした。

話は変わりまして。

470さんから、加工肉の脂+加工肉の摂取量についてご質問頂きました。

『加工肉の脂(+加工肉の摂取量)
健康に有用な情報を、いつも面白く楽しく発信頂きまして、ありがとうございます。
おかげさまで、動物性油脂に比して、植物性油脂を持ち上げ過ぎる世の(誤った)論調も、理解ができるようになりました。
ところで、加工肉(主にソーセージ、ベーコン、ハム)の脂について、何か有用な情報をお持ちでしょうか。ご教示頂けると幸いです。
また、あらてつ様の日常の食事に際して、加工肉(肉 脂 を含む全体)の摂取量や品選択などについて、配慮されている点があれば、併せてご教示頂けないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。』

コメントありがとうございます。

お返事遅くなって申し訳ございません。

さて加工肉の油脂分について有用な情報持っていないかとのご質問ですが、すみません、特に持ってないんです…。

恐らく、体に良いとか悪いとかといった意味でお尋ね頂いてるのかと思いますが、変なもん添加してない限りは、特に気にする必要ないのでは?と思います。

で、私の日常の食事でハム・ソーセージが登場するかといえば、頻度はとても低いです。

戴き物があれば美味しく頂戴します(笑)が、敢えて自分では買わないですね。

理由は、油脂分が体に良いとか悪いとかじゃなくて、普通に肉食ったらええやんと思うから(笑)

ほら、ハムステーキやらソーセージよりも、安モンでもステーキの方が美味しいじゃないですか。

あと、ベーコンは弟が作る方が、そこらのこだわりベーコンよりも遥かに美味しいので、買う気がなくなりました。

ただ、気が向かないと作ってくれないもんで、1年以上食べてないですが(笑)

はい、そんなわけで、私は加工肉ついて特段の配慮はしていませんです。

と言いますか、食事全般、そない細かいところは気にしてないですね。

だって、他に気にしなきゃならないところあるじゃないですか(笑)

些末なところばかり気にしていると、「何の為に糖質制限に取り組むか」といった本質を見失います。

これは以前に書いた記事の再掲です。

ご参考までに。


糖質制限食と気にしすぎ 油について
2009年06月08日

話は変わりますが、前々回(やったかな?)「糖質制限と気にしすぎ 筋肉と糖新生編」を書きました。

なんでまたこんな話題にしたのかと言いますと、最近、気にしすぎな方が多いから(笑)

だってね、フツーに考えて、糖質摂らんで筋肉溶けるわけがないじゃないですかぁ。そんなもんで溶けてたら、ライオンさんはみんなドロドロですし、トラなんか、ちび黒サンボを追いかける前にバターになってます。

なので、こんなたわ言信じないでいいです。

あと、ケトン臭もそうですね。以前にちょろっと書きましたが、よっぽど糖質制限をキッチリやらないと、ケトンてそうそう出ないですし、ましてやケトン臭なんてしません。

私が人体実験で、肉、魚、卵のみの食事にしていたときも、48時間やそこらではケトンは出ませんでしたし、その後、1日20gの摂取に抑えてしばらくして、ようやくケトンチェッカーの色が変わりました。

なので、実験の被験者であるとか、ご自分で徹底して管理した上で糖質制限されているならまだしも、普通に糖質制限される分には、ケトン臭など気にせんでいいです。

油の話もそうですね。

糖質制限では、脂質の摂取が多くなります。ですから、良質な油を摂りましょうということで、油についてのお話を過去何度か書いてきました。

リノール酸については、摂り過ぎが指摘されていて、確かにその通りだと思うので気をつけるにこしたことないと思います。

トランス脂肪酸も、外国では禁止までされているのに、なんで日本では野放しなのか、理解に苦しみます。

だがしかし、

あまりに細かいとこまで気にしすぎると、使える油が無くなってしまいますし、お金がいくらあっても足りません。

私が揚げ物するときにスーパーで売ってるサラダ油を使わないのは、リノール酸うんぬんが理由ではなくて、ラードの方が私の好みどおりに揚がるのと、サラダ油の作られ方が不自然だと思うから。

マーガリンを使わないのは、トランス脂肪酸よりも、マーガリン自体が不自然で気味が悪いと思いますし、販売のされ方が欺瞞に溢れているから。

油については、いろいろな研究がなされ、健康に及ぼす影響もさまざまに言われています。同じ油でも、研究者によって真逆の結果が出てたり、どう見ても作為的な研究結果もあります。

私の結論としては、科学的でないかも知れませんが、昔から使われている人為的に操作されてないモノを使うのが一番なのではないかと。

だって、体に悪い影響を与えるようなものが、代々受け継がれて食べてこられることは、少ないとおもうんですね。

和食だって、昔は砂糖が貴重でそんなに使えなかった筈なのに、いつの間にやら砂糖漬けのような料理になってしまってます。

やはり伝統的な食文化って、先人の知恵がいっぱい詰まってると思うんですね。

あれこれ細かいところを心配するまえに、今一度、このあたりを見直してはどうかと思います。

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム