糖質制限は5年続けると死亡率が上がるんですって〜
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- 糖質制限
皆様お久ししゅうございます。
久しぶりついでに、ここんとこ毒吐いてなかったんで、今日は久しぶりに毒吐きますね(笑)
朝日新聞に、「糖質制限ダイエット、長期は危険?」と言う記事が出ました。
この記事については、江部康二先生がすでにブログで紹介されて論理的に反論されているので、
ここでは細かいとこには触れませんが、簡単に言うと
「糖質制限(ダイエット)」を5年以上続けると、死亡率が高くなるかもしれない」
そうです。
相変わらずこんなアホなことゆうとるやつがおるんですなぁ。
まあ、このあたりについては後ほど触れるとして、このたぐいの批判記事、これまでもいろんな雑誌や新聞に出て来ましたが、その度に何故だか私のところにも質問が来ます。
「◯◯に糖質制限はキケンて書いてあったけど、ほんまに続けて大丈夫なんか?」
言えることはただひとつ。
「嫌やったらやめたらいいやん」
よく不安だ不安だ言いますけどね、冷静に考えてみましょうね。
日本全国で行われてる糖尿病学会推奨の治療って、行き着く先は合併症で薬漬けって結果出てますよね。
それなのに糖質制限に対する批判記事が出る度に「本当に大丈夫なんですか!」って。
いやいや、現行の治療の方がよっぽどアブナイって。
「糖質制限ダイエット、長期は危険? 死亡率高まる恐れ」
は、「?」と「恐れ」の不確定要素ですが、
「糖尿病学会推奨のカロリー制限治療、長期は危険!合併症発症します」
は、現実なわけですよ。
確かに、糖質制限の長期的予後は分かりませんよ。
ですが、高雄病院では、1999年から江部洋一郎先生が糖質制限治療始めてますし、江部康二先生は2002年から、私は2003年から糖質制限やってます。
少なくとも「死亡率が高まる5年」の倍以上か倍に近い年数経ってますが、みんなピンピンしてますよ。
それでも不安だ不安だと仰るのなら、糖質制限、別に強制してる訳じゃありませんので、今ある治療法を選べばいいんじゃないでしょうか。
で、結果、網膜症、腎障害、足の切断、脳梗塞、心筋梗塞その他合併症になればよろしい。
選ぶのは「あなた」です。
では、批判記事に戻りましょうか。
こんな方達に一言。
「自分の患者をキッチリ治してからモノ言えな」
糖質制限、批判するのはいいんですが、批判してる人たちって、み〜んな揃って自分たちのことは棚に上げすぎじゃないですかね?
去年の11月17日に行われた、女子栄養大学でのディベートでもそうだったんですが、反対派のお二人、
やれ
「糖質制限では(炭水化物を我慢しなければならないので)QOLが保てない」
やら、
「江部先生のデータは入院患者でしょう。入院してたら続けられるのは当たり前だ。糖質制限は患者が継続できるかどうか、ちゃんと外来で統計を取る必要がある」
などどノタマッておられました。
一言モノ申す。
あんたらの治療法でQOLが保てるんか?
あんたらの患者があんたらの押し付ける治療法をどれだけ継続できて、どれだけ病状が改善してるのか、ちゃんとデータ取ってんの?
あんねやったらスライドにして見せてみいや。
糖質制限に反対してる連中から、これまで一度たりともそんなもん出てきてへんぞ。
更に加えると、この日、ご自分のお父上が糖質制限で足のしびれと痛みが改善したのだが、70代(すみません、このあたりうろ覚えです)と年齢も年齢なので、はたして時間栄養学に取り組んで効果があるのかという質問をされた方がおられました。
出てきた答えが…
「今はいい薬がありますから。あとは痛みと付き合っていくしかないですね。」
は?
あんたら今さっき「糖質制限はQOLが保てへん」ゆうたやん。
薬飲むのがQOLを保つことなん?
つーか、糖質制限で薬飲まんでもしびれと痛みが改善したっちゅーてんのに、わざわざ薬飲んで痛みこらえろてか?
「イタイの我慢してQOLが保てるか!」
批判は批判であっていいと私は思うんですよね。
でないと、健全な議論と発展ができなじゃないですか。
でーすーがー。
てめえらロクに患者の治療もできんと患者を合併症に至らしめといて、よくぞ糖質制限を否定できたなと。
長期的予後がわからない?
短期的に良いのに長期で悪いわけなかろうが。
糖尿病学会の治療法、短期どころか食後30分から悪いやんけ。
それを長期で続けていい結果が出るんか?
フツーに考えたら、出るわけないやろう。
以前から、反対派の連中、なんでここまで頑なに糖質制限を否定するのか不思議でならなかったんですが、先に出た発言
「今はいい薬がありますから」
を聞いた瞬間、ああ、なるほどねと思いましたね。
薬を出さないといけないから、糖質制限に反対なんですよ。
足が痺れようが痛もうが合併症になろうが、患者なんてどうだっていいんですね。
自分たちは痛くも痒くもありませんから。