糖質制限とお盆に思うこと
- あらてつ的雑感
- 糖質制限
世間様は、今日から仕事のところが多いみたいですね。
京都は、今日が五山の送り火です。
五山の火でご先祖様をあの世にお送りして、京都のお盆が終わります。
そんなお盆に、なんだかやるせない気持ちになるコメント頂きました。
『糖質制限で思うこと
はじめまして
糖質制限でダイエットを始めて一ヶ月の52歳女性です。
ダイエット効果もさることながら
思うのは56歳で亡くなった父のこと
父は30代で糖尿になり(遺伝?祖父もでした。)
細かったし最後は脳血栓になり一年の入院。
そのまま亡くなりました。
気がついた時にはいつも注射をする父の姿。
好きな洋食も満足に食べられない生活。
それでも50代で体はボロボロでした。
あの頃、糖質制限があったらと
好きなものを沢山食べられたのに、、、
お盆を迎えた夏。
そんなことを
母としみじみ話しました。
これからも
ご活躍を祈ってます。』
るなさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそ初めまして。
お父上のこと、本当に残念です。
スタッフの知人に、ご主人を糖尿病で亡くされた方がおられます。
その方、7年前に糖尿病とが発覚。
当時出たばかりの江部康二先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を主治医に見せて、この治療法をしたいと言ったら、罵倒されたそうです。
結果、カロリー制限を強いられ、るなさんのお父上と同様、合併症で亡くなられました。
確かに、7年前に江部康二先生が「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を書かれた時は、
「糖質制限?なにそれ?」
が、世間の大方の意見だったので、このドクターのような反応も分からんでもないです。
ですが、これだけ糖質制限が広がり、医学誌にも掲載され、有効性が学会でも発表されるようになっているにも関わらず、未だに患者が糖質制限を希望すると、声を荒げて反対する医者がいるというのは、如何なものか。
彼ら彼女らは、自らの不勉強を棚に上げ、挙句に「糖質制限を続ければ癌になる」や「日本人は農耕民族で米を食べなきゃダメ」などといった、なんの科学的な根拠もエビデンスもない感情論で糖質制限を批判します。
その結果が、年間約16,000人の糖尿病性腎症による透析、年間約3,000人の糖尿病網膜症による失明、年間約10,000人の糖尿病による心筋梗塞や脳卒中での死亡です。
この数字、決して少ないと私には思えません。
もはやここまで来ると「緩慢な殺人」と言ってもいいのではないでしょうか。
患者に治療の選択肢も与えず、「日本人は農耕民族で米を食べなきゃダメ」では、亡くなった方は泛ばれません。
どうせ反対するなら、もうちょっと理論的かつ科学的根拠に基いて、説得力のある意見を出して欲しいです。
でないと、何処かの利益を守るために糖質制限に反対してるとしか思えなくなってきますよ。
患者のことはそっちのけでね。