続・またもや患者に血糖値が上がると分かってるのに糖質食べさせて薬で下げさせる治療のお話
- 糖質制限
岡野工業の岡野雅行さんが、インタビューの中で
「政府と銀行と保険会社は信用しちゃいけないが親父の口癖だった」
と仰ってました。
そのとお~り!と膝を打ったのですが、警察と検察と裁判官、学校と教育委員会、役所と病院も加えるべきだと思う、あらてつです。
中国のこと笑えませんぜ。
さてさて。
信じちゃいけないリストに加えた病院ですが、ラベンダーさんから頂いたコメント、後半部分ご紹介しましょう。
『それと、私の妊娠中の話なのですが、上の子を妊娠した時に妊娠糖尿病になり出産までの10ヶ月間インスリンを打ち続けました。
妊娠中は厳密な糖の管理が必要だったので、1日に3回食前のインスリン注射と血糖測定を7回(食事の前、2時間後、寝る前)を義務づけされました。
病院への入院も糖の管理のため前期・中期・後期・出産と4回入院をしました。
2人目の妊娠時もやはり妊娠糖尿病で同じようにインスリンと入院をしました。
最初に注射を自分のお腹にした時は怖くて泣いたのを覚えています。
でも赤ちゃんのためと思いながら注射を続けました。
入院して病院食を食べても血糖の数値は安定せず、日ごとに測定するのが怖くなりました。
看護師さんも数値が高かったときは「今日のご飯は炭水化物が多かったものね」となぐさめてくれました。
それから炭水化物を食べると血糖が上がる事を知りました。
退院して炭水化物を食べないと数値が低いので、医師に「食事が少なすぎる」と注意されました。
お腹の赤ちゃんに悪いと言われたので普通食に戻し、結果、血糖値がどんどん上がりました。
血糖値が上がるとインスリンの量も増えていきます・・・。
臨月の頃になると、お腹は大きくなり注射をするため腹部をつまむことも難しくなりました。
太ももに注射したらと言われましたが、足に注射は・・・できなくて、わき腹で続けました。
出産すると血糖値はどんどん下がっていき、現在は安定しています。
でも妊娠糖尿病になった女性は、将来、糖尿病になる確率が高いと言われ注意しなければと考えています。
あの時、看護師さんが「炭水化物が多かったものね」と話していたと言うことは、炭水化物=血糖の上昇 と病院や医師も知っていることですよね。それでも病院食には、炭水化物がたくさん出てきます。
もっと早くに糖質制限のこと、江部先生の本、あらてつさんのサイトを知っていればと良かっただろうと考えます。
糖質制限をすることで、血糖値が安定する、インスリン注射が回数が少なくなるのなら本当に良いことだと思います。
もっと糖質制限が世の中に広がればいいなと願っています。
江部先生、あらてつさん、これからも頑張ってくださいね!応援しています(^_^)
話が長くなっていしまいスミマセン・・・。』
昨日、江部康二先生の取材がハルディンさんでありまして、その時に最近ブログに書かれた
「糖尿病食事療法の短期効果と長期安全性、シンプルだけどこわい話」
の話題になりました。
あ、ハルディンさん、最近とんでもない勢いで糖質制限メニューを開発されていますよ(笑)
前回ご紹介した、史上初の糖質制限パエリアはもちろん、糖質制限ピザなんて、もはや普通のピザと変わらない完成度ですし、生大豆パスタや手打ち糖質制限パスタもメニューに加わりました。
ミラノ風カツレツも、新開発の糖質制限パン粉を使ってますので、安心して召し上がって頂けます。
その他の料理も、いろいろと糖質制限に対応してくれますので、行ってみようかなと思われたらご相談してみて下さい。
カフェハルディン
京都市右京区鳴滝本町77
TEL:075(464)8850
火曜・第3月曜定休日
話が飛びましたね。
そうそう、シンプルだけどこわい、江部康二先生の7月18日の記事です。
『「糖尿病と確定している患者には、経口ブドウ糖負荷試験は原則として禁忌である。」
と強調する医師もいます。
すなわち糖尿病の患者さんに、経口ブドウ糖負荷試験を実施すれば、必ずや200mgを超える高血糖をまねき、明らかに生体に不利益を生じるからです。』
経口ブドウ糖負荷試験で糖尿病かどうか判断する、つまりは、糖が血糖値を上げるからこの検査が成り立ちます。
実施するお医者さんも、ブドウ糖が血糖値を上昇させてる数値を見て糖尿病だと判断します。
早い話、「血糖値を上げているのは糖質」ってことは、余程血の巡りが悪くない限り、検査を実施すれば分かりますよね。
ラベンダーさんが通っておられた医院の看護師さん、炭水化物が多いと血糖値が上昇するのをご存知でした。
糖質は血糖値を上げる、とてもシンプルで経口ブドウ糖負荷試験と同じ理屈です。
それが分かっていて、なんで糖質食べなさいって指導になるんでしょう?
で、血糖値が上がってインスリンの量が増える。
フツーに考えて、おかしくないですか、これ?
もしかして、経口ブドウ糖負荷試験で血糖値が上がるのを確認しても、糖質が血糖値を上昇させているのと、頭の中で結びつかないんですかね?
経口ブドウ糖負荷試験で血糖値が上がるのは、昔っからそういう検査だから上がるんで、なんで上がるかなんて全然まったく自分の頭で考えたことないんちゃいます?
糖質制限に反対するお医者さん、大勢おられます。
つーか、まだまだ賛成するお医者さんの方が少数派です。
栄養士さんしかり、看護師さんしかり。
皆さん口をそろえて
「血糖値を上げるのは高カロリーの食事だ、脂肪とタンパク質の摂り過ぎが糖尿病の原因だ」
とおっしゃいます。
けど、この方々も、経口ブドウ糖負荷試験は行います。
で、その結果みて糖尿病かどうか判断する。
え?
血糖値上げて糖尿病の原因になってるのは、脂肪とタンパク質やろ?
あんたらの理屈でゆうたら、糖質は血糖値上げへんのちゃうの?
ほな、なんで経口ブドウ糖負荷試験なんてすんの?
経口脂質負荷試験やら経口タンパク質糖負荷試験やないと、あんたらの話しと合わへんやん。
もはやこの時点で、論理も理屈もあったもんじゃありませんよね。
で、糖質食べさせて血糖値上げて、薬飲ませてインスリン打つ。
やってること無茶苦茶や…。
経口ブドウ糖負荷試験が、糖尿病かどうか判断する検査方法だからこの方法で検査はする、けれどなんでこの検査方法で糖尿病かどうか分かるのかなんてこれっぽっちも考えたことなんてない、糖尿病の原因は欧米化した食生活で脂肪とタンパク質の摂り過ぎって誰かが言ったからそのまま鵜呑みにしてる、糖質制限食なんてそんなもの聞いたことないからやっちゃだめ。
小学生でも分からんこととか疑問に思ったことは
「おっちゃんなんで~?」
って聞いてきますぜ。
というわけで(どんなわけ?)ラベンダーさん、糖質制限にたどり着かれて良かったです。
もう遅いなんてことはありません。
もし次のお子さんのご予定がありましたら、その時は主治医と産院を変えて、糖質制限で不安のない出産に望んでくださいね。
ではでは、また何かあってもなくてもお気軽にコメント入れてくださいね~♪