続・今の日本の食事って、ホントはほとんど糖質ばっかりなんじゃないの?というお話
- 糖質制限
「およそ、人のなすことには潮時というものがある。一度、そのさし潮に乗じさえすれば、幸運の渚に達しようが、乗りそこなったら最後、この世の船旅は災難つづき、浅瀬につっこんだまま、一生身動きがとれないものだ」
ローマ皇帝カエサルの言葉ですが、正しくその通りだと思う、あらてつです。
甲斐バンドの螺旋階段を思い出しました。
珍しく土曜日の更新(笑)
昨日の続きです。
私がお話させて頂く方々は、私よりも上の年代がほとんど、まあゆうたら糖尿病or糖尿病が気になる世代です。
その皆さんですらこの食事内容ですから、私よりも下の年代、特に20代の女性の食事なんて目も当てられないくらいヒドイです。
まあ、男もそれほど変わりませんが(笑)
厚生労働省の「国民栄養の現状」という資料があります。
読んで字のごとく、民が現状どれだけの栄養を摂取してるか、お上が調べて下々に向けてお示しくださいました、ありがたい資料なんですが、こいつによりますと、1980年から2008年まで、国民が摂取している栄養比率は、
炭水化物 約60%
脂質 約25%
たんぱく質 約15%
と、三十年の間変わってないんですね。
私これ見た時、「うそやろ~、ダレを対象に調べてこんな比率になってんねん」と思いました。
こんな数値、栄養士さんが考えた病院の給食か、栄養士さんが書いた料理の本読んで作ったものを、朝昼晩と食べるかしない限り、ありえないですよ。
だってこれ、栄養士さんや糖尿病学会がススメる「バランスの良い食事」と比率変わりませんからねぇ。
少なくとも、私の周りでこのような栄養摂取比率の人間は一人もいませんし、読者の皆さんでも入院中の方以外でこんな「バランスの良い食事」されてる方、いないでしょう?
一口でも口にしたもの全部書きだしてもらえば、私の言ってることや、うらしまみわさんが書いて下さったような食生活の方が、極端な例でもなんでもないのが分かります。
あ、もちろん糖質制限実践してれば、この比率じゃないのは当たり前ですよ(笑)
繰り返しになりますが、私よりも少し上の世代の方でも、炭水化物、糖質に依存した食生活になっています。
ましてや私と同世代、さらに子どもを含むそれより下の世代なんて、炭水化物、糖質で摂取カロリーを賄っていると言ってもいいんじゃないでしょうか。
高度経済成長期以降、食事の欧米化によって脂肪やタンパク質の摂取が増加、その結果、糖尿病などの生活習慣病が増えたと言われ続けてます。
ところが、私の子どもの頃、すでに炭水化物、糖質にまみれた食事をしてましたし、その下の世代は更に首までどっぷりと炭水化物、糖質漬けになっています。
それでこの教科書に書いたような栄養比率になるわけないやん。
厚生労働省も、どうせ税金使って調査するなら、もうちょっと現実に則した調査を行なって欲しいと思いますが、無理なんでしょうねぇ。