今の日本の食事って、ホントはほとんど糖質ばっかりなんじゃないの?というお話
- 糖質制限
今月始めくらいから、職場の周辺で小さな羽虫が大発生してます。
事務所出て歩いていると、それこそ雲霞の如く集ってきて、目に入るわ鼻に入るわ襟元から服の中入るわ、さらに、服について払いきれてないヤツが部屋に入ってくるんで、部屋の中まで飛んでます。
しかも。
モニターの光に寄ってくるのか、目の前を飛び回った挙句顔に集ってくれるんで、鬱陶しいことこの上ありません。
一寸の虫にも五分の魂と言いますが、さすがに殺虫剤を買いに行こうかと思った、あらてつです。
コヤツら、発生元は何処なんでしょうね。
さて。
先日、糖質制限で1型糖尿病が良くなった、ひなさんのコメントをご紹介させて頂きました。
そのコメントを読まれて、韓国在住のうらしまみわさんが、私も糖質制限食でこんな良いことありましたとコメント下さいました。
数値の見事な改善はもちろんですが、糖質制限前の食生活については、厚生労働省の発表で分からない、日本の食生活の現状が如実に現れていると思うので、ご紹介させて頂きます。
『糖質制限をして良かった事
あらてつさん、はじめまして^^
自称「糖質制限食、海外宣教師」韓国在住、うらしまみわです。江部先生、あらてつさん、管理栄養士さんのブログいつも楽しく拝見させて頂いてます。
今日、ひなさんのコメントを読ませて頂いて、私も良かった(感謝!!)と思う事がいくつかあるので、ご報告させて頂きます。但し、私の場合「糖尿病になって」というよりは「糖質制限食に出会って」良かったと思う事です^^
1)劇的な数値の改善!!
(今年の3月末から実践、3ヶ月)これは糖質制限食を一生懸命実践されていらっしゃる方達には共通点ですよね~^^
私:45才/身長158cm/糖尿歴12年(薬の服用なし)
以下今年の3月13日と6月9日の数値の比較です。
HbA1c/6.4から 6.2に…(現在甲状線の数値が高くてその薬を飲んでいるので、甲状腺の数値が落ち着くと共にHbA1cの数値も落ち着くと思われます。去年の秋、やはり甲状腺の数値が高かった時、HbA1cの数値は7.4でした。)
朝の空腹時血糖値/130~160から 70~110に
中性脂肪/164から 54に
総コレステロール/228から 166に
Fe(鉄)/71から 108に
体重/63kgから 55kgに
長男;小5/糖尿病発覚2011年夏
HbA1c/6.2から 5.9に
GOT(AST)/38から 27に
GPT(ALT)/88から 25に
体重/76kgから 68kgに
身長/152.5cmから 154cmに
中性脂肪/61
総コレステロール/162
(中性脂肪と総コレステロールに関しては以前の数値がなくて残念です。長男も一緒に3月末からスーパー糖質制限食実践中です。)
2)インターネットに目覚めた!!
以前から自宅にパソコンがあったにも関わらず、「私はやっぱりアナログが好き!!」と嫌っていたのですが、3月に江部先生の御著書に巡り合い、江部先生とあらてつさんのブログを読み始めてからというもの、完全に、はまりました。ハイ。「インターネットは公害!」と思い込んでいた生きた化石が、今や自ら時間制限を課すまでに…(笑)良質の情報を無料で迅速に、世界のどこからでも探せるインターネットをもっと早くから活用していれば、糖質制限食との出会いも早かった事でしょう。さすがにゲームはしませんが、子供達がのめり込む気持ちが少し分かるような気がします。「先入観と食わず嫌いは良くない。」こんな当たり前の事を、この年になって、かみしめています。
3)料理をするようになった!!(笑)
学生の頃から「世の中で一番嫌いなのが料理!!」と公言していましたが、主婦になっても、それは変わらず、食生活は今振り返ってみると炭水化物だらけのひどいものでした。よく食べていたメニューは、カレー、うどん、焼きそば、お好み焼き、ラーメン、チャーハン、パン、トンカツ、ピザ、ハンバーガー、フライドポテト、フライドチキン、コーヒー牛乳、ポテトチップス、チョコレート、果物、一品物の外食等です。糖質制限食では見事なまでにNG食品ばかりですね…こんな糖質一辺倒の食生活で病気にならない方がおかしい!!と今は思いますが、無知というのは恐ろしいもので、そんな食生活に何の疑問も抱きませんでした。料理が嫌いな人間にとって、一番手軽なのが、炭水化物とデンプン、糖質だったんですね。3ヶ月前、糖質制限食を始めようと決意した時、正直「何食べてけばいいの~?!」と思いました。韓国では日本のようにスーパーや通信販売で糖質制限食が手軽に入手できません。生死に関わる必要に迫られ、一生、好きにはなれないだろうと信じてやまなかった「料理」をするようになりました。人間ハングリーになれば出来るもんです。(笑)最近ではローカーボパンやピザにも挑戦してみようとオーブンまで購入しちゃいました。この変わり様に、周囲の人達も驚いています。
もともと疑問が芽生えると、納得できるまで、とことん追及していく性格なので、これって食品化学の分野?と思うような新たな世界を知り、「料理の世界も奥が深くて、面白いなあ。」と思えるようになりました。栄養学の面から考察しても、面白い事はたくさんあります。以前は、サプリメント信奉者で、いろいろと飲んでいたのですが、糖質制限食を始めてから不必要に思えてきて、摂取量がかなり減りました。「ふすま」には玄米の約10倍の食物繊維や、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄分等が含まれている事なんて全く知りませんでした。(実はふすまの存在すら知りませんでした…)「寒天」には食物繊維が豊富に含まれ、「ゼラチン」の主成分がコラーゲンだということも…現代社会では、栄養分の豊富な部分を捨てて、ただ味覚だけを満足させる食生活に走ったために、栄養のバランスが崩れ、体に異変を起こすので、やむなくサプリメントが必要になったのではないでしょうか?
江部先生が御著書で、DHAとEPAの摂取を推奨されていらっしゃるので、今はオメガ3だけ飲んでいます。(私は魚があまり好きではないので、サプリメントで補給していますが、魚がお好きな方は、このサプリメントも不必要かも?)結局「昔に返れ」という事でしょうか?
「糖尿人」である事は、ある面「短所」かもしれません。でも、その「短所」を努力して克服した時、多くの人に希望を与える「長所」に変わるのだと思います。我が家の小学生の息子達にも、「短所」を「長所」に変えて「為に生きる」江部先生やあらてつさんのような男になれ!!と言い聞かせています^^現時点での長男の将来の夢は「糖質制限食の料理人」です。
長々と書かせて頂き、すみません。お体ご自愛下さい。いつの日か、直に江部先生やあらてつさんにお会いできれば嬉しいです。(我が家の子供達にとっては偉人伝クラスの方達です^^)近くて遠い韓国の地より、更なるご活躍をお祈りしています!!』
コメント並びに詳細なご報告、ありがとうございます。
うらしまみわさんも、ひなさんと同じく糖質制限実践3ヶ月目にして、血糖値、HbA1c、コレステロール、中性脂肪、鉄と全て見事に改善、体重も8kgの減量成功、おめでとうございます。
前回も書きましたが、糖質制限に反対する連中がやってる治療や、糖尿病学会のススメる治療じゃ、この改善はありえませんからね~。
ご本人だけでなく、息子さんもスーパー糖質制限実践とのことで、糖質制限で良好なコントールを保って、合併症を防いでくださいね。
さて本題。
3)料理をするようになった!!(笑)で書いておられます、糖尿病になる前の食事内容
「カレー、うどん、焼きそば、お好み焼き、ラーメン、チャーハン、パン、トンカツ、ピザ、ハンバーガー、フライドポテト、フライドチキン、コーヒー牛乳、ポテトチップス、チョコレート、果物、一品物の外食等」
見事に糖質目白押しですね(笑)
でもね、このうらしまみわさんの食事内容が特種な例かと言えば、そうじゃないと私は思うんですよ。
私が糖質制限についてお話させて頂くとき、現代人の食事がどれだけ糖質過多になっているのか、説明させて頂くんですけど、皆さんピンと来ないんですね。
そこで、今日の朝は何を召し上がられましたか?とお聞きすると、ほとんどの方は「パンと珈琲」との答えが帰ってきます。
パン以外におかずは?と更にお聞きすると、皆さん「パンにバターかジャムだけです。」
お昼は何を召し上がられました?
女性の場合はパスタランチ、男性はラーメンとごはん、うどんとおにぎり、定食屋でどんぶりもの、若しくは定食でご飯大盛り。
では、夜は何にされますか?
勤め帰りの方は、居酒屋でビール引っ掛けて最後はラーメン、ご自宅の場合、特に共働きやお子さんがおられる家庭では、それこそ「カレー、うどん、焼きそば、お好み焼き、ラーメン、チャーハン」などのいわゆる「炭水化物」メニュー。
どうです、ほとんど炭水化物、糖質でしょう?
ここで皆さん、自分たちの食事がどれだけ炭水化物、糖質ばっかりだったかに気づいて、唖然ボー然とされるわけです。
<つづく>