糖質制限と水分とむくみについて
- 糖質制限
去年の8月、左の膝を捻ってしまいました。
すぐに治るだろうと思ってたのですが、痛みが治まらず、最近になってようやく回復しました。
で、先週。
風呂を洗っていた際、何かの拍子に左の膝が
“ぐにっ”
となりまして、それから痛みが引きません。
今度治るのは、来年の春ごろでしょうか。
気合と根性ではもはやどうにもならない現実を突き付けられたような気がする、あらてつです。
認めたくない現実ですね…。
さて。
加齢と共に失われていくのは回復力だけではありません。
水分も抜けてスカスカになるそうですよ。
今日は、mikanさんから水分についてご質問頂いたのでご紹介です。
『水分について
こんにちは。
初めてメールします。
江部先生の本を読み、スーパー制限食をはじめて1週間です。
質問ですが、水分をたくさんとる必要があるということで、以前に比べるとたくさんとっています。
というのも、石原ゆうみ先生をずっと信じていまして、石原先生は水分の取りすぎがよくないということをおっしゃられています。
で、私自身、冷え症で、水太りかな?とおもう節がたくさんありましたので、極力冷やさないよう、また、水分はなるべく控えるようにしていました。
で、なんか最近むくむような気がします。
それで不安になりました。
やはり水分はたくさん摂ったほうがいいんでしょうか?
何か間違ってるのかな?
よろしくお願いします。』
mikanさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
え~と、まず、石原ゆうみさんを存じあげないので、その方が提唱されてることに対して何とも言えないのですが、私の周囲の糖質制限に取り組んだ皆さんを見てますと、水分を取らない方が逆に浮腫んでるような気がします。
何故水分取らんと浮腫むのかの前に、まず糖質制限で浮腫まない理由から。
基本的には、糖質制限に取り組むと、むくみの原因になっている余計な水分が体の外に出てくれます。
どういうことかと言いますと、1gの糖を体内に貯留するのに3gの水分が必要なんだそうです。
糖質制限でダイエットした場合、私もそうでしたが、最初の一週間で一気に体重が落ちる場合があります。
これは、脂肪が燃焼したというよりも、余計な水分が体の外に出たと考えて頂いた方がよいでしょう。
ほら、味の濃いもの食べるとノドが渇くでしょう?
あれは、体内の塩分濃度が濃くなって、それを薄めようと体が欲するからノドが渇くわけです。
糖分も一緒で、現代人は常に糖質過多になってますから、バランスを取るために体内に水分が溜まります。
糖質を摂らないと、余計な水分は必要ないので、体内に水分は溜まらない=その分むくみが減る、という図式になります。
現に、糖質制限を始めた夜、おしっこばっかり出て仕方なかったというお話を良く聞きます。
これなんか、正に余分な水分が体の外に出てるわけですよね。
で、逆に水分取らない方が浮腫む理由ですが、人間の体って入ってくるモノが少ないと溜め込もうとするんですよね。
ほら、ダイエットで極端に食事制限しても痩せないでしょう?
これは、体が飢餓に備えて溜め込もうとするためで、水分もこれと同じです。
嘘だと思ったら、サウナに2時間ほど入ってみるとよく分かります。
途中から汗が出なくなりますが、一口水を飲むと一気に汗が吹き出して来ます。
これは、一口水を飲んだことで「水分が入ってきた、汗出しても大丈夫だ」と体が勘違いするからです。
私の知人で、足が浮腫んでボンレスハムみたいになった女性に、しっかり水分摂るようにいったら、キレイに浮腫みが取れて見事に普通の足(笑)になりました。
まあ、浮腫みの原因がもしかして他の疾患にある可能性も多々あるので、一概には水分の摂取量の所為だとは言えませんし、気になるようでしたら一度診察されることをお薦め致します。
あ、体を冷やしちゃいけないってのは、大賛成です。
私、夏でも暑いお茶か紅茶を愛飲しております、はい。
こんな答えで参考になりましたでしょうか?