続・読者の方からコメント頂いて、日本の医療について考えさせられました。
- おかしいと思うこと
- 糖質制限
寒い!
昨日、何か肌寒いと思っていたら、今朝は肌寒いどころの話じゃありません。
このままバイク乗ったら凍死してしまうと思ったので、冬用のジャケットとオーバーパンツ引っぱり出しました。
今、夕方の16時ですが、あまりに寒いので暖房かけたら、室温の上昇と共に猛烈な睡魔に襲われている、あらてつです。
眠すぎる…。
朦朧とする意識の中でブログの管理画面を開いたところ、しんさんから何とも不思議なコメント頂いていたのでご紹介です。
『非科学的
私が最初にかかった医者も不思議なことを言っていました。
糖質制限の事も知っており、江部先生や牧田先生の著書も読んでいました。
血糖値を上げるのは糖質だけで、脳がケトン体を利用できる事も知っていました。
しかし糖質制限はだめ、脂質はあまり摂って欲しくない、正常時の脳の栄養は糖である。糖質制限をして回復したように見えても十年後は解らない。糖尿病学会の推奨治療以外何の保証もできない。といいます。
診療を断ると、今の説(糖尿病学会の指針等)は将来変わる可能性がある。と言い訳していました。
私はどんな科学や技術も日々更新される、それは医学に限った話ではない。といいました。
自分達の態度か変革を拒んでいる事に気がつかないのでしょうか?
知り合いの元看護士さんは、糖尿病患者は皆自堕落で、食事制限も運動もしないのに病院には嘘をついて透析まで悪化させるなどといいます。
しかし、今はどんなに隠しても、ネット等自由な情報手段があります。
もう二、三年で世の中ひっくり返ると信じています。』
しんさん、コメントありがとうございます。
このドクター、ロクに本も読まないで批判する連中に比べると、ちゃんと勉強した上で持論を展開されておられるので、まあ、まだマシかなと思いました(笑)
それでもですね、
「脂質はあまり摂って欲しくない、正常時の脳の栄養は糖である。糖質制限をして回復したように見えても十年後は解らない。糖尿病学会の推奨治療以外何の保証もできない。」
ってところに、この方の限界を見ました。
正しく、しんさんがお書きになっておられる
「自分達の態度か変革を拒んでいる事に気がつかないのでしょうか?」
ですね。
なんで「脂質はあまり摂って欲しくない」のか、「糖質山盛り食べてる状態が正常時」なのか、一度見解をお聞きしてみたい。
更に言うと、これは江部康二先生の本にもちゃんと書いてありますが、高雄病院で糖質制限食の治療が始まったのが1999年。
因みに今は2012年。
10年以上経ってますが…。
この間、糖質制限による治療を継続されて、症状が悪化された方は一人もおられません。
ついでに言うと、江部洋一郎先生が糖質制限を始められたのが1999年、江部康二先生が2002年、私が2004年。
それぞれ13年、10年、8年と経過してますが、どこも悪くなってないです。
10年後は問題なかったと過去形で語れてしまいますが…。
これには、なんて反論されるんでしょう?
20年後、いや30年後とか言い出すんでしょうか(笑)
極めつけはコレ
「糖尿病学会の推奨治療以外何の保証もできない。」
糖尿病学会の推奨の治療が本当に効果あるなら、なんで合併症に至る方がこんなに増えてる?
「糖尿病患者は皆自堕落で、食事制限も運動もしないのに病院には嘘をついて透析まで悪化させる」
から?
確かにそんな人もいますけど、多くの方はお医者さんに言われた通り「糖尿病学会の推奨治療」に真面目に取り組んでどんどん悪化させていってます。
「血糖値が高いでしょ!ちゃんとカロリー制限してるの!」
「運動しないから血糖値が下がらないんでしょ!」
おいおい、血糖値が上がるもん60%も食べさせといて、それはないやろ。
自分たちでロクに考えも勉強もせずに、ドコかのエライさんが言ったことを盲目的に信仰して、良くならないと患者の所為にする。
こんな楽な仕事ありませんぜ。
自分の怠惰と怠慢を棚に上げて、ナニ言ゆうとんねんってところですね。
これって、人の命を預かる職業の人間がすることちゃうやろと私は思いますが。
お書き頂いてますように、今はインターネットで新しい情報がどんどん入ってくる時代です。
患者は、正に命が懸かってるので必死で情報を集めて勉強し、医療従事者は取り残されていく。
その取り残されていくお医者さんに診てもらわなきゃならいところに、日本の医療の病根を見る気がします。