ハンガリーのポテチ税に日本の医療の現状を憂うの巻
- 糖質制限
台風来てます。
午前中は風だけだったのですが、今は雨が加わり、まだまだ荒れそうな気配です。
各地で被害が出ないことを切に願います。
さて。
先日、NHKのニュース番組で、「ハンガリーでポテチ税導入」なんてのがやっておりました。
なんでポテチに税金???と思って見ておりますと、なんでもハンガリーは東欧で有数の肥満大国だそうで、15歳以上の5人に1が適正体重を超えており、心臓病で亡くなる人の割合がEU27カ国で2番目に高いそうです。
で、ポテチなどのスナック菓子や清涼飲料水に課税して、肥満防止&医療費の抑制&税収のアップを狙っていると。
このニュースを見ていて、なるほどヨーロッパだ日本とちがうなぁと思いました。
どういうことかと言いますと、これが日本なら、
「肥満とメタボと心臓病の原因は脂肪やカロリーの取り過ぎ!」
となって、ポテチ税ならぬ「脂肪税」と「高カロリー税」になっていたと思います。
ところが、ハンガリーでは、「塩分や糖分の多い食事が肥満や心臓病の原因」として、この税が考案されたそうです。
私が20年位前に務めていた会社の上司、「炭水化物が一番太るんだ」とよく言っていました。
この方は、若い頃はスウェーデン、フィンランドで仕事されてまして、当時の北欧では、すでに肥満の原因は炭水化物だって常識だったそうです。
今でしたら、この上司の言っていることは本当だったんだと、つくづく思いますが、その頃の私は、「太る=カロリー&脂肪」を、なんの根拠もなく鵜呑みにしてましたから、「そんなも
ん、うそや~。炭水化物が太るわけないやん」と全く信じておりませんでした。
20年前のさらに20年前、つまりは40年も前から「肥満の原因は炭水化物」と認識されていたヨーロッパと、未だに「カロリーと脂肪が悪い」と言い続けている日本。
この違いは一体何なんだと、なんだか情けない気持ちになるのは、私だけでしょうか?
因みに、この「ポテチ税」の導入で、清涼飲料水が最大で60パーセント、スナック菓子が平均で20パーセントの値上げになるそうです。
「ポテチやめますか、それともデブやめますか?」
あなたなら、どうする?