魚を食べれば糖尿病は良くなる?の誤解とご報告
- 糖尿病
先日、
「さかな、さかな、さかな、さかなを食べると糖尿病が良くなる?」
と題して、
「魚をたくさん食べる男性はあまり食べない男性に比べて、糖尿病になるリスクが約25%低い」
という国立国際医療センターを中心とした研究班の研究結果を紹介して、「EPAとDHAが糖尿病のリスクを下げた」ってのはなんか違うんじゃないかな~と私なりに検証してみました。
ところが、この件について、読者の方から情報を頂きまして、どうやらマスコミの報道と研究者の方の思いが違うことが分かったんですね。
報道にあった研究結果に対して「それはちゃうんとちゃうの~」と書いた手前、そうでなかったのであれば、これはちゃんと紹介せねばと思い、記事にさせて頂きます。
研究者の方の弁
「EPAとDHAの結語に関して、可能性があると文面に関しては言い切れない。つながりとしては 客観的データはなくエビデンスもあるともいえない。」
とのこと。
これ、江部康二先生や私達にもよくあるのですが、取材に来た記者の方理解によって、同じ事を言っても記事や放送内容ってかなり違ってきます。
また、マスコミは、ある程度インパクトがある方が視聴者や読者受けがいいので、往々にして断定的な物言いをすることがあります。
違っちゃいないけど正しくない。
う~ん、やっぱり何事も裏を取らねばならないなと、反省しきりのあらてつでした。
norikkyさん、ありがとうございました。