あらてつの肉とチーズな日々、セカンドシーズン
- 糖質制限
最近、チャイにはまってます。
行きつけの紅茶屋さんに、いろんな種類のチャイがありまして、手頃で美味しそうなのを買ってみたら、これが美味しい。
ここのところ、毎朝鍋でチャイを煮出して飲んでます。
が、ひとつ困ったことが。
チャイって牛乳入れるじゃないですか。私、牛乳飲むと下痢するんですよね。
最初、下痢の原因が全然わからなくて、
「おかしい、肉とチーズしか食べてないのに、なんで下痢する?もしかしてあの肉、イタんでるんか?」
実際はそんなワケなくて、ただ単に牛乳で下痢してただけでした。
ですが、下痢をしてでもチャイは飲みたい。
チャイを取るか下痢を取るか、またひとつトイレで悩むことが増えてしまった、あらてつです。
さて、尾籠な話は置いといて、再び始まった肉とチーズな日々のおはなしです。
前回の「あらてつの肉とチーズな日々」、最終的には、一日三食肉とチーズのみで一週間過ごしたわけですが、全くもって快調で、肉もチーズも美味しいし、ちょとした幸せを感じておりました。
で、「肉とチーズな日々、セカンドシーズン」を開始しようと、今回は、12キロのもも肉と4キロのチーズを買い込みました。
冷蔵庫いっぱいの肉とチーズにご満悦で、意気揚々とセカンドシーズンがスタートしたのです、が。
夜勤から帰ってきた彼女、部屋に入るなり
「うわっ、なにこのニオイ!?くっさー!」
前回買ったチーズ、すごく美味しかったので、同じのを買おうか迷ったのですが、どうせなら違うのも試したいと、今回はオーストリア産の熟成チーズ「チローラ-チロリアンチーズ」を買ってみたんです。
しかも、“欧州チーズコンテスト2008年銀賞受賞”なんて書いてありましたから、さぞ美味かろうと期待してたわけですよ。
で、ちむどんどんしながら待っていたチーズが届きまして、早速、真空パックからだしてみると…
「くっさー!」
私が生涯で認識したことのある臭いの範囲に、この臭気は含まれていません、人生で初となるくらい強烈なニオイを放ってます。
「いや、鮒ずしもクサヤの干物も、大概臭いけど美味いやないか。これも食ったらきっと美味いに違いない。」
と、あらんばかりの勇気を振り絞り、一口食べてみたのですが…。
「クサ過ぎて味がわからん…。」
台所に鎮座まします4キロのチーズを前に、もはやボーゼン自失の状態です。
「うっげ~、こんなん4キロもどないしたらええねん。3年かかっても食いきれへんぞ…。ヨーロッパの人間て、みんな鼻つまっとんちゃうんか?」
ですが、せっかく買ったんですし、食べ物すてるなんてバチあたりなマネできませんから、なんとか食える方法がないかと、説明書きを読みなおしてみました。
すると…
「加熱するとより一層美味しく召し上がって頂けます」
「よし、フライパンで焼いてみよう。」
フライパンにオリーブオイルを引きまして、先程のチーズを切って入れてみたところ、今度は、幼き頃、母に手を引かれて歩いている途中で、嗅いだことのある臭いがしてきました。
記憶を手繰っていきますと…
「動物園のニオイやんけ。」
そうです、子供の頃に行った夏の動物園で、バッファローの檻の前で嗅いだのと全く同じニオイです。
もはやこれまでかと思われたのですが、動物園に遠足にいって、バッファローの檻の前で弁当食べたと思えばいいやと、もう半ばヤケクソで一口食べたんですよ。
「美味い!」
ほんまにね、めっちゃ美味いんですよ、これが。
え?同じチーズ?さっきのはなんだったの?と思えるくらい濃厚かつクリーミーで、さすが銀賞は伊達じゃないよ、さっきまでの自分はどこえやら、あっと言う間に500g分焼いて食べちゃいました。
さすがにこれだけ焼いてると、すっかりニオイにもなれたみたいで、全然気にならなくなってたのですが、そこへ夜勤から帰ってきたから、さあ大変。
「あんたナニしてくれてんの!」
と、罵詈雑言の嵐でした。
それから、「チーズ禁止令」がでた我が家。
残りのチーズは、厳重にパックされたまま、冷蔵庫で眠っております。
賞味期限はあと三ヶ月。
その間にニオイを出さずに調理出来る方法が見つかるか、私が家を追い出されるか。
あらてつの肉とチーズな日々セカンドシーズン、波乱万丈な幕開けとなりました。
新井田シェフ、もし食べ方ご存知でしたら教えてください…。