久しぶりに糖質制限入門編を書いてみましょうね
- 糖質制限
- 糖質制限食入門編
この夏、朝起きて、朝食作って片付け終わった頃には、すでに汗だくになっています。
出勤前のシャワーが日課になった今日この頃なんですが、ここで一つ問題が。
「ナニ着て行こう…。」
水浴びて体が冷えてるうちに服着てバイクに乗りたいのですが、京都市内は生ぬるい水しか出ないので、すぐにまた汗が出てきます。
例によって、いつも服を買ってるお店で、これまたいつも服を選んでくれる店員さんの着せ替え人形になってるので、それこそ山盛り夏服があります(笑)
だがしかし。
職場に着いたら着がえるし、往復30分しか着ないんですね、これが。
たかだか30分しか着ないのに、汗かけば洗濯しないわけにいきません。
誰かが洗濯してくれりゃ話は別ですが、そんなもんダレもしてくれませんし、結局、Tシャツ一枚で出勤することになります。
箪笥いっぱいの服を見ながら、毎朝、何かがおかしいと考えてる、あらてつです。
ナニがおかしいのか、今のところ気付かないふりしてますが(笑)
さて、話はまるで変わります。
前回前々回と、糖質制限の食材の選び方についてご質問頂いたので書かせてもらいました。
で、そういえば、最近、糖質制限の入門編を書いてなかったなぁと気がつきまして、せっかくなのでこの機会に書いてみようと思います。
ブログ読者の方の中には、すでにベテランの域に達しておられる方も多数おられるかと思いますが、基本の確認(笑)だと思ってお付き合い下さいませ。
まず、糖質制限ってナニ?なんですが、これは読んでもらえばそのまんま、糖質の摂取を抑える食事方法です。
何故、糖質の摂取を抑えるかといいますと、消化・吸収された糖質は、100%血糖に変わります。
また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ、2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。
脂質、タンパク質、糖質の三大栄養素のうち、糖質だけが血糖値を急峻に上昇させます。血糖値が上昇すると、膵臓のβ細胞と呼ばれるところから、インスリンが大量に追加分泌されます。
現代のように、三食、米・パン・うどん・ラーメン等のデンプンを食べ、砂糖のたっぷり入った菓子類や飲料を常時摂取するような食生活だと、血糖が急激に上昇し、食事のたびに多量のインスリンが追加分されてしまいます。
しかも、摂取した糖質は、すべて使われればまだいいのですが、運動不足の現代人では、食べた糖質をエネルギーとして使い切れていない方がたくさんおられます。
すると、血液中の余った糖分は、インスリンにより脂肪に変えられ体脂肪として蓄えられてしまいます。そして肥満になれば、細胞のインスリンへの抵抗性が増します(自分のインスリンの効きが悪くなることですね)。
また、長年にわたり絶えずインスリンを多量に分泌してきた膵臓は疲弊し、ついには糖尿病を発症してしまいます。
なので、なるべく糖質の摂取を減らして、食後血糖値の上昇を防ごうというのが糖質制限です。
もちろん糖質を摂りませんから、インスリンの分泌が抑えられ、膵臓にも優しいですし、すでに糖尿病を発症された方や肥満症の方は、進行を食い止められますし、まだの方はそれらの予防になります。
ここまで、OKでしょうか?
で、ここからは、前回頂いた糖質制限の食材選びの基準にもつながるお話。
1gの糖質が、2型糖尿人の血糖値を3mg、1型糖尿人の血糖値を5mg上昇させます。
なので、このことを踏まえると、おのずと摂取する糖質量の上限もわかってきます。
具体的な数値目標は、
1 空腹時血糖値110mg/dl未満、あるいは126mg/dl未満
2 食後2時間血糖値180mg/dl未満、理想的には140mg/dl未満
3 HbA1c6.5%未満、理想的には5.8%未満
となります。
ここから逆算してご自分の空腹時血糖値と照らし合わせ、1回の食事の糖質摂取量を決めると、食材も選びやすかと思います。
この計算は、糖尿病治療以外の目的で糖質制限をされる方にも当てはまります。
<つづく>