続・糖質制限とダイエットと停滞期
- ダイエット
- 糖質制限
私の周りの女性で、
「趣味ダイエット、特技はリバウンド」
「夏前に慌てて取り組むダイエット 体は痩せずに財布が痩せる」
なんて方が大勢おられます。
いろいろアドバイスを求められるのですが、彼女たちは決して実行せず、訳の分からないダイエットに取り組んで、始める前以上に大きくなって戻ってきます。
鮭が戻ってくるなら嬉しいですが、巨大化して戻ってこられても、もはや手の打ちようがございません。
最近は、笑顔で「頑張ってね」とだけ言うことにした、あらてつです。
う~ん、カンバックサーモン。。。
え~、昨日の最初の質問にいきますね。
これは、明らかに停滞期です。
どんな方法のダイエットでも、停滞期は必ず訪れます。
何かの疾患で体重が減少する場合を除いて、ダイエットの場合は、直線的に体重が落ちるのではなく、階段状に落ちていきます。
人間の体には、ホメオスタシス(恒常性)というものがありまして、常に同じ状態を保とうとする機能があるからです。
例えば、糖質制限を実践すると、なぜ代謝が安定するかと申しますと、人体にとって不自然な血糖値の急激な上昇及び下降、いわゆるグルコーススパイクが起こらないからなのですね。
要するに、体にとって血糖値が上がったり下がったりとか、体重が急に増えたり減ったりといった状況は、好ましくない状態です。
ダイエットなどで体重を減らそうとしますと、体は急激な変化が起こったととらえて、それまで長年慣れ親しんだ体重を、保とう保とうと必死に抵抗します。
ダイエット初期は、けっこう調子よく体重が落ちていくんですが、しばらくすると、同じように続けているにも関らず、体重が落ちないのはこの所為です。
この停滞期でココロが折れて、ダイエットに失敗される方、大勢おられます。
ほな、どないして停滞期を乗り越えたらええのん?なんですが、焦らないことですね。
ほら、テレビアニメの一休さんも言ってたじゃないですか、
「あわてない、あわてない。ひとやすみひとやすみ。」
って(笑)
これ、冗談めかして言ってますが、決して冗談ではございません。
江部康二先生が、よくアレルギー疾患で診察にこられる患者様に、「10年かけて悪くなったものは、10年かけて治すつもりでいないと。」と仰います。
いろんな意味で、まさしく名言だと思うのですが、これってダイエットにもあてはまると思うんですね。
それなりの時間を経て増えた体重は、急激には減りません。焦らず、じっくりと落としていきましょう。
それと、努力を惜しんでダイエットは成功しません。
消費する以上に摂取したカロリーは、それこそ消費しないと減りません。
ですから、体を動かすことも大変重要です。
週末だけに気合入れて運動するよりも、毎日、少しずつでも動く方が効果あります。
ただ、毎日運動するといっても、なかなか時間が取れない方も多いと思います。
そんな方は、車、自転車、バイクに乗ることを減らして、歩くことを増やすとか、外に出たらエスカレーター、エレベーターを使わずに階段を使うとか、電車に乗ったら座らないとか、
ちょっとしたことからでも取り組まれてみたらどうでしょうか。
食生活もそうですが、日常のちょっとした習慣も見直すことが、ダイエット成功の王道かと思います。
さらに、ダイエットに一番大切なこと。
自分に言い訳しないことです。
「言い訳大好き“だって”ちゃん」
では、永遠にダイエットは成功しませんので。