糖質制限入門編 糖質制限でダイエット でもなかなか体重が減らない…。
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『ところで、私はこの糖質制限減量目的で続けていますが、減る体重ってここまでが限度なのかなと(最大12kg減)減らないじれったさに日々落ち込みます。 糖質摂取は良くないので制限するのはすっかり当たり前と、白飯も麺類も無視出来ていますが、体重が減らないとなると、食べる量も少なく済ませるので、空腹感が長時間続きます…ひもじいなあ。 減量目的の糖質制限は、やはり個人それぞれに減る重さの限界があるのでしょうか?』 つづけてnorikoさん 『ところで、糖質制限していて1キロも痩せない私です。1か月半続けているのにですよ~! なぜ?なぜ?? って、「食べ過ぎているんですよ」と声が聞こえますがそんなことないです。(-_-;) 病気ではない主人は主食を2回抜くだけで1か月に2キロも痩せたのに・・です。体調が良いと言うので同じ物食べているのですが。 13キロくらい減量したいんですよ・・。 今日検診に行ったらA1cが2.8も下がっていたので先生から褒めていただきました。ま、最初がすごい数値でしたのでまだまだですが・・。ということは、薬の助けがあっても(ベイスン・アクトス)かなり改善されているわけです。が、体重は減りません。 よくわかりません。 カロリー計算もしなきゃ・・ですね。 』 糖質制限を実践しても体重が減らない!と仰る方、私の周りにも数名おられます。 原因として考えられるのが、これは以前も書きましたが、 1、糖質を摂ってないつもりが、実は摂っている。 2、食べてないつもりが、けっこうな量を食べている。 3、動いてるつもりが、実は運動量が少ない。 4、基礎代謝が低い。 5、倹約遺伝子の持ち主。 が多いです。 特に、「糖質制限をしてるのにやせない!」と、相談というか怒りの電話を頂くことが時折ありまして、よーく話をお聞きすると1番2番が圧倒的に多いです。 あ、めいりんさんとnorikoさんがそうだといってるわけじゃないですよ(笑) まあ、例えば、Aさんにとってお腹いっぱいになる量でも、Bさんにとったら全然足りないなんてのはザラにありますので、一概にどれくらいが適正な量かなんて言えないのですが、痩せないということは消費カロリー以上にエネルギーを摂取していると言うことなので、このあたりを見直してみる必要があると思います。 で、カンタンで分かりやすいチェック方法があります。 食べているものを全て書き出すんですね。これは、一口でも食べたものは、包み隠さず書き出してもらいます。 で、ざっとでいいので糖質量とカロリーを計算してみてください。そうすると、以外や以外、思ってもみなかった糖質とカロリーを摂取していることがあります。 計算方法ですが、インターネットで栄養成分で検索すると、いろんな栄養計算できるサイトがでてきますので、それを参考にすると便利です。 こうやって食べているものの糖質量や総摂取カロリーを改善していただくと、痩せ出す方が多いです。 これで痩せない方は、3,4が当てはまります。 日常生活を振り返って頂くのですが、ちょっとした距離でも歩かずに自転車、バイク、車を利用する、駅やビルでも階段は使わない、なんて感じですね。 話が若干それますが、以前、江部康二先生の講演会を開催したとき、当社のパートさんに手伝って頂いたのですが、会場に電車で向かう際に、駅で江部康二先生と私が、なんのためらいもなくエスカレーターを使わずに、横の階段で上がっていったと、ビックリされてました。私らやったら、真っ先にエスカレーター探すのにと。 パートさん達は、いわゆる一般的な主婦の方々なので、恐らく、主婦層のステレオタイプだと思われます。ということは、やはり皆さん、日常的に運動量が足りてないのではないかな~と、推測できるわけです。 次に4番の基礎代謝ですが、基礎代謝っていうのは、安静時に生命活動を維持する上で、最低限必要なエネルギーのことです。 わかりやすく言いますと、じっとしてても、脳、心臓、肺、その他の内臓は、生命を維持するために動いています。 これらが動くときに消費するエネルギーのことを基礎代謝といいます。 当然、何もしないでも消費するエネルギーですから、基礎代謝が高ければ高いほど、太りにくいわけです。 ところが、女性の場合は、男性より基礎代謝が低いことが多いので、エネルギーの消費量が少なく、太りやすい傾向があります。 その、ただでさえ太りやすいところへもって運動不足になると、ますます基礎代謝が下がってしまいます。 ですから、意識して日常生活の中での運動量を増やすことも大事ですね。 最後の5ですが、この倹約遺伝子につきましては、江部康二先生の2008年8月5日のブログ記事に詳しいので、ここでの説明は割愛します。 我々の先祖が飢餓に備えて獲得した能力が、飽食の時代においては、悲しいかな、肥満の原因となってしまってます。 過去、私と全く同じ内容で糖質制限食に取り組んだにも関らず、体重が落ちない女性がいましたが、恐らく、この遺伝子を持っていたんでしょうね。 まあ、先ほども書きましたが、基本的には、消費するエネルギーより摂取するエネルギーが多いと、余った分は蓄えられますし、一度付いた脂肪は、エネルギーとして消費しない限り減りません。 糖質制限でもなかなか痩せない場合は、上記の点を踏まえて、今一度、食生活を含めた生活全般を見直してみてはいかかでしょう。 で、めいりんさんの「減量目的の糖質制限は、やはり個人それぞれに減る重さの限界があるのでしょうか?」ですが、そうですね~、このあたりも、基礎代謝と消費カロリーが絡んできてると思われます。一度、カロリーも制限してみるか、運動量を増やすのもひとつの手かと。 ただ、くれぐれも無理なダイエットにならないように、お気をつけ下さいね。]]>