ブログ

初めての糖質制限 コレステロール編

  • 糖質制限

『他にも脂質異常症もありまして・・・(高血圧も^^; ←こちらは薬服用中) 総コレステロールが245mg/dl LDL 154mg/dl 中性脂肪に至っては、622mg/dl もありました。 医師からは、1ヶ月カロリーコントロールして、再度検査後の結果を見て 投薬を考えましょうと言われています。』 日本のお医者さん、コレステロールの薬出すの好きですよね。 私の知人の女性、ちょいとコレステロール値が高くなると、皆さん例外なく、すぐにコレステロール降下剤が処方されます。 な~んでこんな事が起こるかと言いますと、コレステロールの薬って、一部の人間にとって金のなる木だからなんですね。 具体的に言いますと、2007年の日本動脈硬化学会のガイドラインで、総コレステロールは、心筋梗塞とは無関係ということで、基準から外れました。 でもね、この改定までは、総コレステロールが220mg/dl以上あると高脂血症とされて、ドバドバ薬飲まされてたんですよ。 この基準は厳しすぎるとずーっと批判されてきたのが、やっと改正されたわけですが、だったら、今まで飲まされてた薬はなんやってんちゅー話ですよね。 この間儲けていたいたのは製薬メーカーと一部のお医者さんで、体が悪くも無いのに薬を飲まされていた患者にとっては、たまったもんじゃないです。 ちょっと話がそれますが、この2007年の日本動脈硬化学会のガイドライン改定、知らないドクターがまだいるんですよ。 でね、検診で総コレステロールが高いからって薬出されたなんて、ウソみたいなホントの話がいっぱいあるので、皆さんも気つけてくださいね。 で、同じく2007年の日本動脈硬化学会のガイドラインでは、LDLコレステロール値が140mg/dl以上を脂質異常症としています。 「LDLコレステロールが増加すると動脈硬化が起こり、心筋梗塞などのリスクとなる。」 ってのがその理由なんですが、日本より心筋梗塞が3倍多いアメリカでは、190mg/dl以上が基準となっているそうです。 これも、な~んかおかしいもの感じませんか??? 有り体にいうと、この50mgの差で、何千億円単位で薬代が変わってくるそうです。 日本の今のコレステロールの基準値なんて、厚生労働省の木っ端役人と、その木っ端役人どもが天下りした製薬会社、加えてごく一部の権益にまみれた大学教授との癒着が作りだしたもので、真っ当なもんじゃないんですね。 そら利権にまみれた方々は、薬出すのに必死になりますよねぇ。 で、実際のところ糖質制限を実践するとどうなるのかですが、ここでまた江部康二先生のブログから引用させて頂きます。 『糖質制限の実践で、血糖値、HbA1cは速やかに改善します。中性脂肪も速やかに改善します。HDL-コレステロールは増えますが、改善速度は個人差があります。 LDL-コレステロールと総コレステロールは、一定しません。少し減少する人が一番多いです。 いったん増加した後、徐々に減少する人もいますし、一部上昇する人もいます。 ちなみに下記は、スーパー糖質制限実践中の、私、江部康二の2008年8月のデータです。私の場合LDLは少し減少しました。 血糖値:104mg(60~109) HbA1c:5.1%(4.3~5.8) 中性脂肪:68mg(50~149) HDL-コレステロール:112.5mg(40~85) LDL-コレステロール:104mg(140mg未満) 総コレステロールは、2007年改訂の日本動脈硬化学会のガイドラインで、心筋梗塞とは無関係ということで、基準から外れました。従いまして、糖質制限食実践中で問題となるのは、LDL-コレステロールだけですね。 バーンスタイン先生の本の「総コレステロール÷HDL」とか「中性脂肪÷HDL」は、少々総コレステロールが高くてもHDL-コレステロールが多いと大丈夫であり、中性脂肪が低くて HDL-コレステロールが多い人は一番好ましいということです。 LDL-コレステロールのなかで、真の悪玉は酸化LDL-コレステロールです。酸化LDL-コレステロールこそが動脈硬化の元凶とされています。 小粒子LDL-コレステロールが多いと、酸化LDLが増えます。通常のLDL-コレステロールは、肝臓から末梢組織に細胞膜などの原料となるコレステロールを運んでいく役割があり、体にとって必要なもので悪玉ではありません。 糖質制限を実践すれば、中性脂肪が低下してHDL-コレステロールが増えて、小粒子LDLと酸化LDLは減少しますので好ましいのです。 小粒子LDLと酸化LDLは、直接測定が困難なので、中性脂肪とHDL-コレステロール値から推定することになります。 中性脂肪が多くて、HDL-コレステロールが低い人は、小粒子LDLと酸化LDLが増えるので、要注意です。 また、最近の説でLDL-C/HDL-C比が2.5を超えると、血管壁のプラーク占拠率が増えて動脈硬化の危険因子となるそうです。 結論です。 糖質制限実践中で問題となるのは、LDL-コレステロールだけです。LDL-コレステロール値に関しては、日本のガイドラインは厳しすぎるので、米国(日本より心筋梗塞が3倍多い)のガイドラインにしたがい、 低リスクの人の薬物療法開始は190mg/dl、 中程度リスク者で160mg/dl、 高リスク者で130mg/dl が一つの目安になります。 一方、糖質制限実践により一旦LDL-コレステロール値が上昇しても、徐々に減る人が多いのでしばらく経過を見る選択肢もありますね。』 というわけで、がんさん、参考にしてみてくださいね。 江部康二先生、ありがとうございました。]]>

糖質制限の専門ショップ 糖質制限ドットコム