糖質制限でダイエットに取り組んでも体重が落ちないのはナゼ?
- 糖質制限
『あらてつさん、こんにちは! 連休に入る前にコメントをさせてください!! お暇な時にお答えくだされば嬉しいのですが 4月の初めからスーパー糖質制限を始めたんですが 最初の2週間は4キロ落ちたのですが それからパッタリ・・・全く体重が落ちなくなったんです。 量的にはそんなに食べていないし このまま痩せないなら絶食しかないのか、と絶望してしまいます。。。 BMIは27なので立派な肥満なので 体重が落ちないわけがないのですが・・・ お忙しい時にすいません。 どうぞアドバイスをよろしくお願いします!』 yokoさん、コメントありがとうございます。 yokoさんのように、糖質制限を実践しても体重が減らないと仰る方、たま~におられます。 その原因をざっとあげますと、 1、糖質を摂ってないつもりが、実は摂っている。 2、食べてないつもりが、けっこうな量を食べている。 3、動いてるつもりが、実は運動量が少ない。 4、基礎代謝が低い。 5、倹約遺伝子の持ち主。 てなところが多いですね。 特に、「糖質制限をしてるのにやせない!」とお電話いただく中で、一番多いのが1,2です。 で、解決方法ですが、痩せないと仰る方には、まず、食べているものを包み隠さず書き出してもらいます。 これは、一口でも食べたもの全部書き出してもらうのですが、そうすると、皆さんけっこうな量&糖質を食べておられる事が多いです。 この方法で食べているもの&量&糖質量を改善していただくと、痩せ出す方が圧倒的です。 これで痩せない方は、3,4が当てはまります。 日常生活を振り返って頂くのですが、ちょっとした距離でも歩かずに自転車、バイク、車を利用する、駅やビルでも階段は使わない、なんて感じですね。 現代人は、ただでさえ運動量が少ないのに、歩かないは、階段使わんはでは、さらに運動量が減ってしまいます。これも、かなりの方が当てはまります。 日常生活の中で、なるべく運動量を増やすようにしてみてください。 次に基礎代謝ですが、基礎代謝っていうのは、安静時に生命活動を維持する上で、最低限必要なエネルギーのことです。 わかりやすく言いますと、じっとしてても、脳、心臓、肺、その他の内臓は、生命を維持するために動いています。 これらが動くときに消費するエネルギーのことを基礎代謝といいます。 当然、何もしないでも消費するエネルギーですから、基礎代謝が高ければ高いほど、太りにくいわけです。 ところが、女性の場合は、男性より基礎代謝が低いことが多いので、エネルギーの消費量が少なく、太りやすい傾向があります。 そのただでさえ太りやすいところへもって運動不足になると、ますます基礎代謝が下がってしまうので、意識して運動量を増やしてみてください。 最後の5ですが、これは、我々の先祖が飢餓に備えて獲得した能力なのですが、悲しいかな、飽食の時代においては、肥満の原因となってしまってます。 この倹約遺伝子につきましては、江部康二先生の2008年8月5日のブログ記事に詳しいので、お読みくださいませ。 基本的には、消費するエネルギーより摂取するエネルギーが多いと、余った分は蓄えられますし、一度付いた脂肪は、エネルギーとして消費しない限り減りません。 糖質制限でも痩せない!と仰る方は、以上の点を踏まえて、今一度、生活全般を見直してみてはいかかでしょうか。]]>