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バターとマーガリン、マーガリンの方が体に良いのウソ

  • 糖質制限食とアブラについて

昨日から京都はけっこうな雨でして、外を歩いていると、パーツの外れた穴から雨が沁みてきます。
どうせなら、心に沁みるものがいいのにと思う、あらてつです。
う~ん、今日はポエマーですね。
話は変わりますが、私、バター大好きです。
いや、バターだけでなく、基本的に油ものが好きですね。
味噌汁には胡麻油をドバドバ~と入れますし、炒め物も大量の油を使います。揚げ物なんかも大好きです。ちなみに揚げ物は、ラードを良く使います。オリーブオイルも大好きです。
私の食費の中でバター、胡麻油、オリーブオイル、ラードなどの油脂分が占める割合は、けっこう高いですね。
んで先日、とある新聞の記事で「バターとマーガリン、どちらが体にいいのか?」なんてのを見つけました。
なんとか大学の脂質栄養学が専門の教授が、記者の質問に答える形式の記事だったのですが、「フムフム、マーガリンなんてインチキな商品を暴いてくれるんだな。」と期待して読んだのですが、さにあらず。
読んでると、いくつかおかしいんじゃないか?と思える点があったので、考察していきます。
まず、
「マーガリンの方が体にいいです。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が問題にされてますが、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸が多いバターの方が危険です。」
てなことが書いてありました。
この方曰く、「トランス脂肪酸を摂ると、悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減り動脈硬化になりやすい、しかし、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸の摂り過ぎの方が重要です。」
意味わかりませんでした。
トランス脂肪酸を摂ると、悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減るんでしょう?それって悪玉コレステロールが増えと体に悪いというのが前提ですよね?
だったら、なんで「悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸の摂り過ぎの方が重要」なんて結論になるんでしょう?どっちも悪いってんならまだ分かりますが…。
しかも、コレステロールに対する認識も、脂肪酸に対する認識も、古い知識のままだと思います。
この方の仰る悪玉コレステロールとはLDLコレステロールのことで、善玉コレステロールは、HDLコレステロールのことだと思うのですが、江部康二先生や私のブログをお読み頂いておられる方は、この認識が古いことは、もうご存知ですよね。
悪玉扱いされているLDLコレステロールですが、肝臓から末梢組織に細胞膜などの原料となるコレステロールを運ぶ重要な役割を担っています。ですから、人体にとって必要なもので決して悪玉ではないんですね。
それがなんで悪玉扱いされているかというと、ここに一部の人間にとって金のなる木が植わってるからなんですね~。
このあたりの詳しい話は、江部康二先生のブログの「コレステロール」の項目を読んで頂ければよくわかりますので、そちらをお読み頂ければと思うのですが、有り体にいうと、日本の今のコレステロールの基準値なんて、厚生労働省の木っ端役人と、その木っ端役人どもが天下りした製薬会社、加えてごく一部の権益にまみれた大学教授との癒着が作りだしたもので、真っ当なもんじゃござんせん。
そのことを考慮せず、というか、裏にナニがあるのかを考えもせず、言われてることを鵜呑みにして「悪玉コレステロールが体に悪い!」なんていうのは、大学教授のすることじゃないと私は思います。
<つづく>
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