糖質制限とコレステロールと漢方薬
- 糖質制限
『あらてつさん、今年もよろしくお願いします。 四国徳島も冷えています。 お年始の挨拶が遅くなりました。旧年中は糖質制限食の効果の高さに日々うれしく過ごすことが出来ました。ありがとうございます。今年も引き続き糖質制限食で楽しく元気に過ごしていきたいと思います。 さて、私は糖尿病の心配はないと思い、しばらくきちんと血液検査はしていませんでしたが、あらてつさんからのありがたい助言をいただき、先月半ば血糖をはじめ、HbA1c、肝機能、腎機能、コレステロール等調べてもらいました。 血糖79、HbA1c4.5という数値で、糖尿病の心配は無いということですが、思ってもみなかった結果が判明したのです。それはLDLコレステロール159、HDLコレステロール93と基準値より高値だということ… コレステロール高値が続けば、数値を下げる薬を飲まなければならないといわれました。そして、とにかくカロリー制限の食事にしなさいと強調されました。(内心腑に落ちないのですが…) 牛肉豚肉中心の食事が数値をあげてしまうのでしょうか?(サーロインや霜降り系、バラ肉が多いです。)鶏卵もよく食べます。体重は体脂肪も共に順調に減っているので、肉中心食は続けたいのですが。(ちなみに正月3が日、餅を好きなだけ食べていたらアッチュー間に3kgも太りましたが、糖質制限を強化したらすぐ絞り込め、その上さらにマイナス1kgです。)毎晩極寒の中?ウオーキングも続けているのに何故なんだ!! 常用薬としてホルモン剤と防風通聖散を服用しています。この防風通聖散(半年以上服用を続けています)がコレステロールに漢方薬として効果が望めると思うのですが… やはり、サーロインや、霜降り肉バラ肉がダメなのですかねー辛いなあ… 【2009/01/13 15:23】 URL | めいりん #- [ 編集 ] 』 めいりんさん、こちらこそ旧年中はブログをご覧いただきましてありがとうございます。どうぞ今年も宜しくお願い致します。 さて、コレステロールが基準値より高かったとのことで、薬をカロリー制限を勧められたそうですが、出ましたね~「コレステロール薬のめのめ攻撃」(笑) コレステロールについてと、日本の医者が、何故コレステロール薬を飲ませたがるのかは、江部康二先生のブログ、「コレステロール」の項目を見て頂ければわかりやすいと思います。 で、先ほどちょうど江部康二先生とお会いしたので聞いてみたところ、「LDLが159でHDLが93?その方は女性?女性だったら全然問題ないよ。」とのことでした。 実際、私も肉食獣のような生活をしてますが、めいりんさんと数値は変わりませんよ。 コレステロールの基準については、日本の基準が製薬会社と、それに癒着した一部の医者が作りだした物なので、気にしなくていいと思います、はい。 あ、この話、コレステロールだけに限ったことではありませんが…。 それから、漢方薬についてなんですが、もともと(笑)は漢方医の江部康二先生によりますと、コレステロールを下げる効果は、あまり望めないそうです。 血糖値を下げる漢方薬なんて、一部言われてる物があるそうなんですが、実際のところ漢方薬では難しいそうです。 コレステロールについて、江部康二先生の2008年11月8日のブログを、以下抜粋させていただきます。
『脂質栄養学会シンポジウムとLDLコレステロール』 LDLコレステロール値に関して、2007年の日本動脈硬化学会のガイドラインでは、140mg/dl以上を脂質異常症としています。 これに対して、東海大学医学部の大櫛陽一教授が、全国約70万人の健康診断のデータを基に調べた結果、LDLコレステロールの正常範囲は190mg/dl未満とすべきで、この値は、米国の基準と一致するとの見解を述べておられます。 この問題について、日本脂質栄養学会が主催で、2008年9月7日に大阪市で「コレステロールを多方面から考える」-日本動脈硬化学会との合同シンポジウム-が開催されました。 パネリストとして、日本動脈硬化学会の指針を取りまとめた帝京大の寺本民生教授、東海大の大櫛陽一教授等が参加されました。 寺本教授は、大櫛教授の指摘を認めた上で「LDLコレステロールの数値が低くても糖尿病や喫煙など、ほかの危険因子をもっている人がいる。薬物療法を始める基準ではなく、そうした患者を抽出するための基準だ。」と説明されたそうです。 一方、大櫛教授は、「今の基準は科学的でない。指針が55才以上の女性は脂質異常症の危険が高まるとしているのも、欧米の常識に反する。患者抽出が目的だというが、現実には薬物療法の基準として使われている。」と批判されたとのことです。 「LDLコレステロールが増加すると動脈硬化が起こり、心筋梗塞などのリスクとなる。」というのが日本動脈硬化学会の見解です。 しかし、日本より約3倍心筋梗塞死の多い米国でさえ、190mg以上という基準値なのに、心筋梗塞の少ない日本が140mgというのは、どう考えてもおかしいと私は思います。 また、大櫛教授の仰るように、欧米では、女性はコレステロールを低下させる薬は飲まず、服薬しているのはほとんど男性(心筋梗塞が多い)です。 日本では、コレステロール低下剤を服薬しているのは、女性の方がはるかに多く、これも欧米の常識とは正反対で奇っ怪な現象です。?(゚_。)? 大櫛教授ご指摘のごとく「現実には薬物療法の基準として使われている」という証拠ですね。 コレステロール値を下げる薬は、年間数千億円レベルの売り上げで、製薬会社のドル箱です。日本の基準が140mgから欧米並みに190mgに変わっただけで2000億から3000億の医療費が減ります。 残念ながら、厚生労働省の役人が天下りした製薬会社と、一部の権力を持った大学教授などの癒着が、日本の異常に厳格な基準の元凶の可能性が高いと言わざるを得ません。(`-´)゛ ブログ読者の皆さん、お医者さんの言うことでも鵜呑みにせずに、しっかり自分考えて治療の選択をして下さいね。 江部康二]]>