糖質制限とダイエットとイライラ
- 糖質制限
『初めて減量に取り組む父について はじめまして。最近このページを見つけてとても励みと参考になっています。私も順調に体重が減っています。 さて、今回今まで全くダイエットに縁のなかった父について助言をいただきたいと思います。 いきなり減食は辛かろうと糖質制限を実行ですが、とにかく機嫌が悪いのです。さらに毎晩焼酎を好きなだけ飲んでいます。』 めいりんさん、こちらこそはじめまして。 ようこそあらてつのブログにお越しくださいました。これからもどうぞ宜しくお願い致します。 さて、お父上が糖質制限でのダイエットに取り組まれて、ご機嫌が悪くなられたとのことですが、これは恐らく、食事をしても満腹感を感じないのと、炭水化物の禁断症状、いわゆる「カブ中」が原因ではないかと。 糖質制限は、その名の通り糖質を制限します。簡単に言いいますと、糖質が多い主食を食べずに、おかずばっかり食べることになります。そのおかずも、基本的には、糖質を極力控えたおかずになります。 おかずばっかり、しかも糖質がすくないものばっかりですから、当たり前ですが血糖値は上がりませんし、食後高血糖も起こりませんよね。 血糖値が上がらないということは、インスリンの分泌が抑えられるということで、糖尿病の方は膵臓への負担を減らせますし、肥満ホルモンであるインスリンが出ないということは、減量にもいいということになります。 ここらへんが糖質制限のねらい目で、糖尿病の方や体重を減らさなきゃいけない方にとって、1番いいとこなんですが、逆に言えば、血糖値が上がらないので、米やらパンやらを食べたときの様な満腹感がないんです。 もうちょっと分かりやすく言いますと、糖質を食べると急激に血糖値が上がって、いわゆる、「お腹いっぱいや~」という満腹感を感じます。 ところが、タンパク質や脂質は、血糖値を上昇させないので、この “満腹感”を感じないのですね。 早い話、食事しても食った気がしないんですよ。 いや、おかずばっかり、しかもかなりの量を食べるので、お腹は膨れるし “お腹いっぱい”になるんですよ。けれど、お腹は膨れるのですが、例えば、ドンブリ飯をワシワシかき込んだ時のような「おっしゃ食ったー!」ってな満腹感がないんです。(分かっていただけますでしょうか…) これに加えて、長年炭水化物(糖質)を食べ続けてきた食生活から、急に糖質を制限する食事に切り替えるわけですから、「米食いて~、パン食いて~!」と言った禁断症状が出る方が多いです。 私の場合、糖質制限を始めた当初は、この満腹感の無さと禁断症状に苦しみましたが、人間の適応力ってのは大したもんで、一ヶ月もするとすっかり慣れて、今度は逆に、ご飯やパン麺、あとは甘いものを食べたくなくなるといいますか、食べるとすごく重たく感じるようになってきたんですね。 特に「甘いお菓子」のたぐいは、甘すぎて食べられなくなりました。 糖質制限を続けると味覚が敏感になりますが、甘い物に対しては、特にその傾向強いと思います。 この、満腹感の無さと禁断症状に関しては、程度と期間が人それぞれなので、一概にどれくらの期間続くとは言えないのですが、単純な中毒症状なんで、頑張って乗り切っていただくか、どうしてもダメなら、当社の製品を買ってください(笑)血糖値を上昇させないパンやスイーツを取り揃えております、ハイ。 焼酎に関しましては、う~ん、これはなんとも…。 確かに焼酎は血糖値に影響を与えないので、糖質制限でもOKアルコールですが、やはり飲みすぎは体に悪いです。なんとか適量を守って頂くしかないかなと。 血糖値や体重が適正な数値になっても、肝臓が悪くなってしまっては、元も子もないですし…。 めいりんさん、こんな答えでスミマセン。何か参考になったでしょうか。。。]]>