糖質と糖類の違いって?
- 糖質制限
『②糖質と糖類って違うんでしょうか 糖質0と書いてあるので喜んで見てみたら 糖類4%とか書いてあるものがあるんですが』 さて、糖類と糖質の違いですが、簡単に言いますと、糖アルコール以外の単糖類や二糖類を糖類、炭水化物から食物繊維をさっぴいた中で、これらに加えて、糖アルコールを含むものを糖質というそうです。 ちなみに単糖類とは、糖の一番小さい形で、こいつが集まってオリゴ糖やらデンプンになると思ってもらったら分かりやすいかと思います。 例えば、ラカントSの主成分は、エリスリトールという天然甘味料です。 エリスリトールは、糖アルコールに分類される成分で、厳密に言うと糖質に分類されるそうです。 ですから、ご質問の「糖質0だけど糖類4%」は、「糖アルコールは含まれてないけど、単糖類や二糖類は含まれてますよ」ってことではないでしょうか。 けど、糖質0なら糖類も0にハズなんですが…。 ちなみに、よく糖質0の清涼飲料水に使われる、アスパルテームやアセスルファムカリウムは、人口甘味料で添加物に分類されるので、糖質でも糖類でもありません。したがって、これらを使用した清涼飲料水の表記は、糖質0となるわけですね。 糖質ゼロや糖類ゼロの表記がしてあるお酒は、上記の糖質や糖類に当てはまらない人口甘味料を使っているものが多く、糖質・糖類ゼロの表記になっています。 飲料業界が糖質やら糖類ゼロをうたう理由は、欧米では“糖質カット”がすでに当たり前になっているので後追いしてるのと、糖質・糖分を減らしてその分のカロリーを抑える、すなわちカロリー制限が目的ですから、吸収されない、吸収されてもエネルギーにならない人口甘味料を使います。 ですから、これらを使った商品を摂取しても、血糖値は上がらないと思いますが、注意しなければならないのが、エリスリトール以外の糖アルコール(マルチトール、キシリトールなど)は血糖値を上げてしまいますし、人口甘味料のほとんどが、欧米では摂取量が制限されています。 <つづく>]]>