「糖質制限食」とは?

糖尿病の人や肥満・メタボリックシンドロームの人にベストの食事療法。それが『糖質制限食』です。
血糖値を上昇させる、唯一の栄養素である糖質。できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐのが糖質制限食の考え方です。
簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。
抜く必要がある主食とは、米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。

白米と焼き肉のグルコース・ミニスパイク(食後高血糖)を比較

糖質制限食の理論的根拠

  • 1. 血糖値を上昇させるのは糖質である。
  • 2. 糖質を摂取しなければ血糖値は上昇しない。
  • 3. 糖質制限食を実践すれば血糖値は上昇せず糖尿病は改善する。

糖質制限食で食べていいものは?

糖質(炭水化物)の少ない食品に関しては、ほとんど制限はありません。
肉や魚などのタンパク質や脂質の多い食品を食べてもかまいません。
調理方法についてもとくに制限はなく、炒め物や揚げ物などの油を使った料理も大丈夫です。

体の状態や生活習慣に合わせて3つのパターンの糖質制限を推奨しています。
糖質制限食と飲酒
従来のカロリー制限では、真っ先にアルコール類は禁止されてしまいますが、糖質制限食では、焼酎や泡盛、ウィスキーやジンなど、糖質を含まない蒸留酒、又は糖質ゼロビールであれば、飲酒もOKです。(ただし、量はほどほどに…。)
ダイエットにも効果的
糖質制限食は糖質の摂取量が少ないので、常に脂肪を燃やすエネルギーシステムが活性化しており、ダイエットにもおおいに役立ちます。

※ご注意………………………………………………………………………………………………………………………………………………

糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。このため、既に経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服や
インスリン注射をしておられる糖尿人は低血糖の心配がありますので必ず主治医と相談して頂きたいと思います。
また、腎障害、活動性の膵炎、肝硬変の場合は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。
糖質制限食は、相対的に高タンパク・高脂肪食になるので、腎不全と活動性膵炎には適応となりません。 肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。 なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、
まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。必ず主治医にご相談下さい。